二つの風の谷 アイヌコタンでの日々 ちくまプリマーブックス114

本田優子(著者)

• 販売会社／発売会社: 筑摩書房
• 発売年月日: 1997/11/20
• JAN: 9784480042149

商品レビュー

2014/01/15

現在は札幌大学でどんどん偉くなっちゃって、いつか口きいてくれなくなっちゃったらどうしよう…という心配はあまりない元上司だったりなんだりな関係の先生の御本です。

大学を卒業し、故萱野茂氏のアイヌ語教室の講師として飛び込んだ二風谷での生活を本田さん独自の視点で描いた体験記。
恐らくここからの経験が、現在彼女が勤務する大学で行っている「ウレシパ・クラブ」の指導に繋がっているのだろうと思う。

2009/10/30

北海道の先住民族であるアイヌ。小学校の頃からその存在を知ってはいたけど、差別のことや生活のこと、どういう状況に生きているのかってことを今まで、全然知りませんでした。
今まで自分がいかに民族の違いにうとかったか、また異なる民族の人たちと接するにあたって自分はどうしたらいいのか、考えると複雑な気持になりました。
北海道に生まれ育った和人として、私はどうしたらいいんだろう。胸がざわざわする。

民族の違い…か。
これを自分の中で解決するには、やっぱ実際にアイヌの方に会って話を聞くしかないと思うんだよな。

もっとアイヌの人たちについて、ちゃんと知っておきたいなと思いました。

あと、彼らはキリスト教についてどう思ってるのかな、ってことを聞いてみたいです。一神教だし。カムイとかとは相容れない教えだよなぁ…。。