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乗り換えの多い旅 集英社文庫
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乗り換えの多い旅 集英社文庫

田辺聖子(著者)

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乗り換えの多い旅 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社/
発売年月日 1997/05/21
JAN 9784087486254

乗り換えの多い旅

¥275

商品レビュー

3.5

4件のお客様レビュー

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2023/09/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・人さまが自分のしゃべるのを、黙って聞いてくださることを「コワイ」と思わないといけない。歳をとっている人に何も言えなくなっていると考えてでしゃばったりしない。 ・祖母は「家のもんにおいしいものを食べさせてあげて、機嫌よう動いてもらうことに人生的エネルギーのありたけをつぎこんでいたかにみえる」 私も家族にはこの精神でいきたい! ・タイトルの「乗り換えの多い旅」とは、人生を目的地までの旅と捉え、人生のステージが変わることを乗り換えと表現している。乗り換えという例えが私にはしっくりきた。 若さや栄光を失うとき、人と死別したとき、愛を失ったとき、子どもが新しい伴侶と別の列車で去っていったとき等、色々な場合があるが、自分で気がついて乗り換え、正しい行き先の列車に乗らないといけないのは大変だな〜。まだまだ私には乗り換えがたくさんありそうだけど、楽しくいきたいな〜。

Posted by ブクログ

2022/07/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

25年前に書かれたエッセイ?!と驚きました。 今でこそ共働き、女性も男性と同様に働くことが求められているけれど、この当時そのような考え方は新しかったのではないかなと思います。 初めて田辺聖子さんの本を読みましたが、テンポも良く、言葉の使い方もとても好きです。 『過ぎた小さなことども』 『乗り換えの多い旅』が特に胸に響きました。 『私はこの頃、こう思う。 人は、点と点のつきあいで良いのだ。 全貌くまなぬ捉える線の付き合いでなくとも良いのだ。私は、私の人生で、私に良くしてくれた人を何人か持ったが、その人々のイメージが、他の人によっては全くちがうのに面食らったことが、何度かある。それも「真」なのかもしれないが、しかし私には、私の「真」というものもある。(中略)だから私にとってはいい人であっても、他の人には良からぬ人ということもあろうし、その反対の場合もあるだろう。反対の場合もあると知りつつ、私は点の部分で、その人を愛おしみ、親しんでいくであろう。』 とあったが、本当にそうだなーと思いました。

Posted by ブクログ

2019/06/23

お聖さんが6月6日に亡くならはったさかい、久々にお聖さんの本を読んでみた。 日々の暮らしや思うことを綴ったエッセイ。お聖さんの筆になると何でも嫌みなく穏やかにのほほんと伝わってくるけれど、女性が生きやすいようにとか、親子の関係のこととか徹頭徹尾の意思も感じられる。 書題は書中の1...

お聖さんが6月6日に亡くならはったさかい、久々にお聖さんの本を読んでみた。 日々の暮らしや思うことを綴ったエッセイ。お聖さんの筆になると何でも嫌みなく穏やかにのほほんと伝わってくるけれど、女性が生きやすいようにとか、親子の関係のこととか徹頭徹尾の意思も感じられる。 書題は書中の1編からとられているのだけど、「乗り換えの多い旅」とは長い人生のところどころで今までの生き方・暮らし方を改めて、特急列車から鈍行列車に乗り換えるようなときがあるというもの。それってお千代さんもいつか言っていたなあと思いながらもうまいたとえだと思う。 もう一つうまいたとえだと思ったのが「世間とちがう歌」というもの。世間さまと同じようなことを言うのでなく、「オトナである限り、それぞれの「生きる目的」を、人とは違う歌で、子供に歌ってやるべきかもしれない」(p.193)とのこと。寄らば大樹の陰になっていないか、自分の言葉で自分の思いを表現できるか。そうでないと言葉は響かないし、そういう言葉でないと意味がない。

Posted by ブクログ

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