ピアノの音色はタッチで変わるか 楽器の中の物理学

吉川茂(著者)

• 販売会社／発売会社: 日経サイエンス社/日本経済新聞社
• 発売年月日: 1997/06/17
• JAN: 9784532520595

商品レビュー

2020/02/11

長年の疑問だったので、思わず。音色に影響を与えるピアノの構造の一つ一つを解説してくれるので、構造物としてのピアノに対する理解が深まった。根本的に電子ピアノが追いつけないものってあるなぁと思ったり。
それにしても物理学満載で難解だったので、ピアノの話だけで他の章は読まないで図書館に返却。でも時間かけて読みたいような気もするなぁ。

2019/12/10

「タッチがいいね」
ピアニストへの賞賛としてよく用いられるこの言葉だけど何を指してるのかよくわからない、そんな中で見つけた本。結論から言うと科学的には説明できない（fuok!）とのことだった。けれどもピアノの細かい構造が学べて勉強になった。
粒の細かい音、乾いた音、柔らかい音、まろやかな音。音には色んな表現があり確かに違いが存在するんだろうけどまだ自分にはよく分からない。感性豊かな演奏とそうでない演奏は何が違う？音楽に限らず魅力的なものとそうでないものは何が違う？人の感覚的な部分は理解するのが難しいけど確かにそこに差異はあるはずだから分からないなりにも追求して生きたい。