プラス思考がその人を強くする 心一つであなたも周りも明るくなる

斎藤茂太(著者)

• 販売会社／発売会社: 大和書房/
• 発売年月日: 1997/06/25
• JAN: 9784479790211

商品レビュー

2017/03/16

〈本から〉
克服することのできない困難などない。誰の心の中にもある、前向きに進もうとするプラスの力を、諦めの声で封じないようにしてほしい。

自分の人生をデザインするのは、自分しかないことを知るべきであろう。

一度奮起したということが大事なのである。よしんば、その結果が思わしくなかっとしても、一所懸命やったという満足感は確実に残る。この充足感こそが何より大切なのだ。

ひどい病気だ、悪魔のようにしつこい奴だ、といつも憎しみの心で向かっていたのが、憎まなくなり、むしろあわれむようになり、そんなにくっついて離れぬなら、一緒に生きてゆこう、と思うようになったことが、この病魔が退散して行った一番大きな原因だったと思う。
（坂村真民『生きてゆく力がなくなる時より』

幸も不幸も自分の気持ちの持ちようにあると思えば、もう一つ気も楽になるし、苦境打破の手も生まれてくるだろう。

私は自分のできるところから手をつけ、できる範囲を少しずつ進めていったのである。（略）
未来を案じてあれこれ考えるのもいいが、ほんとうに大切なことは、その日にしなくてはいけないことは、その日のうちに片づけるということだ。その積み重ねが未来へと繋がり、やがては夢を実現させることになる当たり前すぎるほど当たり前のことだが、意外にこれができていない。

「私はこういう面がある、それを最大限に生かすようにすればいい」という自分にあった人生観を持ち、無理や背伸びをせずに自分のペースで歩いていくことである。

すなおに見直せば
この世はこんなにも美しい
数々の思いがけない出来事に
あわされたが
それはみな私の心を
すなおにするためであったらしい
永井隆

　　めぐりあい
大いなる一人のひととのめぐりあいが
わたしをすっかり変えてしまった
暗いものが明るいものとなり
信じられなかったものが
信じられるようになり
何もかもがわたしに呼びかけ
わたしとつながりを持つ
親しい存在となった
（坂村真民『愛のしるべ』より）

「人間は何事も自分の考えた通りになる。自分が自分に与えた暗示の通りになる。出来ないと思うものは出来ない。出来ると信念することは、どんなことでも出来る」
（中村天風）

　すべては光る
光る
光る
すべては
光る
光らないものは
ひとつとしてない
みずから
光らないものは
他から
光を受けて
光る
（『坂村真民全集・第二巻』より）

2009/09/13

20090831　父の蔵書

何気なく本棚を眺めていて見つけた一冊。

坂村真民という詩人と出会いました。
「念ずれば花ひらく」
「死のうと思う日はないが」
「本気」
素敵な詩ばかりです。
心をそっと支えてくれるようです。

自縄自縛することなく、自立して、今を大切に生きる。
そんなメッセージを受け取りました。