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戦国・江戸 男を育成した女の才覚 いい夫婦には理由がある カッパ・ブックス
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社/ |
発売年月日 | 1997/10/30 |
JAN | 9784334052409 |
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戦国・江戸 男を育成した女の才覚
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(内容) 戦国〜江戸というと「男が活躍した時代」と見られがちだが、そんな時代にも内助の功を見事に果たした女性達がいた。 本書では、戦国、江戸における"内助の功"のあり方を四組の夫婦を取り上げ、解説する。 (感想) 本書で取り上げられているのは以下の四夫婦。 ...
(内容) 戦国〜江戸というと「男が活躍した時代」と見られがちだが、そんな時代にも内助の功を見事に果たした女性達がいた。 本書では、戦国、江戸における"内助の功"のあり方を四組の夫婦を取り上げ、解説する。 (感想) 本書で取り上げられているのは以下の四夫婦。 戦国1:羽柴秀吉、おねね 戦国2:前田利家、おまつ 江戸1:滝沢馬琴、お路 江戸2:池大雅、玉瀾 結論から言うと、戦国に関しては内容が薄い。 江戸に関しては滝沢・池共に、夫婦のエピソードなどを全く知らなかったので、楽しめた。 なので「個人的なお気に入り度」は、実際は2.5ぐらい。 まず秀吉・おねね夫婦。 この章における内助の功の例は…… 秀吉が、長浜で「住民税をかけない」ことを公約した結果、他国から住民大量流入 →長浜の風紀が弛んだ&他国の領主から苦情がきた →どう対応するか? これに対して、おねねが…… ・商人に対しては楽市・楽座を出し直す(商人への「住民税無し」は既得権だから) ・農民は農村に帰るように命令する(秀吉は、農民には何も約束していないから) と献策したという話なのですが、これはチョット疑問符が。 詳しく書いていないから真相は分かりませんが、秀吉は「商人だけ」住民税をかけないと約束したわけじゃない。 ということは、農民だけ農村に追い返すことへの反発は無かったのか? 童門さんも書いている「現金収入の得られる仕事」を求めて流れ込んできた農民達は、この処置に対し、素直に戻ったのか?という部分が引っ掛った。 小さな反抗だとか、農民から商人に鞍替えする者もいたんじゃないかな、と。 おねねの献策を実行した結果を全く書いていないので、説得力に欠ける文章となっている。 前田利家に関しては、他の本でもよく見かける話。 謹慎時代に、処世術を身に付けた →死の間際、裏金に関する書類を燃やした(自身の死後、会計係が責任を追及されることを避けるため) →(裏金に関する)責任の所在は、利家自身だと明確にした(会計係ではないことを明確にした) そこから現代日本における、稟議制が、責任の所在を不明確にしていることへの批判など。 また利家死後に、おまつが江戸に人質に行ったことも書かれていますが、本のタイトル程「内助の功」が書いてあるわけではありない(前章も含め、信長や秀吉の政策紹介が多い) 滝沢馬琴、お路について。 お路は、滝沢の長男・宗伯の妻で、滝沢が74歳で両目を失明した後、代筆などを行って執筆活動を手伝った人物。 滝沢一家は全員が偏屈な部分を持つ人間だったため、滝沢の妻・長男(お路の旦那)の死後、精神的に解放されたお路は、性格でもゆとりが出た……つまり「環境が変われば、性格も変わる」的な話。 最後の池大雅、玉瀾は、八坂神社門前で、水茶屋(茶を出す休憩所みたいなもの)を開いていた女性三代のお話がメイン。 歌人としても名声のあった梶、その義娘・百合、その実娘・町という三人の恋の話が書かれており、玉瀾とは、町のことです。 夫の池は、後に文人画を大成させた大画家となりますが、若年の頃は浮世離れした貧乏画家。 それを(芸術家としての浮世離れを認めつつ)献身的に支える町……といった説明になっていますが、これも「内助の功」というより気があった者同士の純愛という趣が強い。 戦国の章と同様、江戸時代の女性の地位を、時の政策と絡めて紹介する部分が多いので、童門さんの主題もそこにあるのでしょう。 四話とも、それぞれのエピソードを知らない人にとっては、「へ〜」という部分がありますが、童門さんの意見自体に特に目新しい考えは見当たらず、まぁ無難な作品。
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