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長崎ものしり手帳
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長崎ものしり手帳

永島正一(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 葦書房/
発売年月日 1997/02/20
JAN 9784751206607

長崎ものしり手帳

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2009/05/27

「江戸の仇を長崎で」とは……?奈良、京都や江戸・東京とはまた違った意味で、歴史の宝庫、長崎。町の起こりからして、ポルトガルの船が入港した際、その入江と山の様子があまりにも自分たちの故郷に似ていたので「ドン・バルトロメオ港」と勝手に(?)名付け、教会を作りラテン語の学校を建て、人々...

「江戸の仇を長崎で」とは……?奈良、京都や江戸・東京とはまた違った意味で、歴史の宝庫、長崎。町の起こりからして、ポルトガルの船が入港した際、その入江と山の様子があまりにも自分たちの故郷に似ていたので「ドン・バルトロメオ港」と勝手に(?)名付け、教会を作りラテン語の学校を建て、人々とフツーに交流して交易や宣教を行っていた、というから、かなりユニークです。当時のヨーロッパの覇権主義やイエズス会の布教という思惑を鑑みるにしても、彼らが残したものは大きい。そして禁教令、華僑の影響、江戸時代における特殊な位置づけ(江戸時代もしくは幕末から維新にかけて、様々な分野に志ある人で、長崎に足跡を残さなかった人のほうが少ないでしょう)、その後の歴史……、やはり独特です。(遠山の金さんのお父さんも長崎奉行だったし)。さて、この書の著者は、長年にわたって長崎県立長崎図書館の館長を務められた方です。「長崎巷談」「長崎名物」「長崎歳時記」「長崎事始め」の4部に分かれるこの本、帯には、 長崎はなぜ「江戸の仇」を討ったのかとあります。冒頭の一文は「江戸の仇を長崎で討つといえば、江戸でうらみを受けた武士が長崎“で”仇を討たれた、意外な場所で昔のうらみを晴らすというように解釈されるが、これは江戸の仇を長崎“が”討つというのが正しい。」……この意味お解りでしょうか、かなりの方々が誤解されているのではないでしょうか……?エラそうにかく言う私も、これを読んで詳細を初めて知りました。「長崎事始め」をとってもみても、[文化・技術]といい[食]といい、なんと多くのものが長崎を通して入ってきたことか。近年、なかにし礼による小説『長崎ぶらぶら節』で有名になった古賀十二郎についての記述も当然あります。長崎に縁やご興味がおありの方には、「面白い読み物」としてじゅんぶんに楽しめる1冊です。

Posted by ブクログ

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