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戦士の遺書 太平洋戦争に散った勇者たちの叫び 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 1997/08/10 |
JAN | 9784167483067 |
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戦士の遺書
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戦士の遺書
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
太平洋戦争で戦って死…
太平洋戦争で戦って死んでいったものたちは何を思い死んでいったのか。そこから戦争の悲惨さも改めて見えてくる。
文庫OFF
「半藤一利」の『戦士の遺書―太平洋戦争に散った勇者たちの叫び』を読みました。 「半藤一利」が、太平洋戦死で散った軍人の家族へ宛てた遺書や遺言とその背景を描いた作品です。 「半藤一利」作品は2007年1月に読んだ『真珠湾の日』以来なので約4年降りですね。 -----story...
「半藤一利」の『戦士の遺書―太平洋戦争に散った勇者たちの叫び』を読みました。 「半藤一利」が、太平洋戦死で散った軍人の家族へ宛てた遺書や遺言とその背景を描いた作品です。 「半藤一利」作品は2007年1月に読んだ『真珠湾の日』以来なので約4年降りですね。 -----story------------- 太平洋戦争に散った二十八人の軍人たちの遺書をもとに、各々の人物像、死の歴史的背景へと迫る。 対米英戦に異を唱えながらも、自らが軍を率いねばならなかった海軍大将「山本五十六」の怒り、自刃した陸軍大将「阿南惟幾」の覚悟。 彼らの遺したことばから、日本人とは、国とは、家族とは何かが浮き彫りにされる。 ----------------------- 軍国主義を賛美するつもりはないし、戦争なんて絶対に起こしちゃいけないと考えていますが、、、 この作品で紹介されている戦士の死に様や、死を覚悟した際の国や部下、家族に対する気持ちを想像すると、(一部の軍人を除き)ついつい感情移入してしまいまいした。 特に、 最後の一兵までの論を抑え部下を脱出させ、自らは戦艦大和とともに殉じ海軍中将「伊藤整一」、 終戦まで東部ニューギニアで最前線の将兵を激励し続けた陸軍中将「安達二十三」、 ビルマでの玉砕命令に抗した陸軍少将「水上源蔵」、 沖縄守備隊司令官として「沖縄県民に後世特別な御高配を」という言葉を遺した海軍少将「大田実」、 については、その国や部下、家族等を想う気持ちに心打たれましたね。 そして、大局観を持つことが肝要であることは職場での仕事の取組み方に置き換えて考えることができたし、上官と部下との連帯感や相互信頼等の重要性については職場での上司や同僚、部下との関係に置き換えながら読み進むことができました。 (陸軍と海軍の確執は、会社内の組織間の確執に、そのまま置き換えできました… ) 部下に信頼された上官というのは、上からの指示にただ従うだけではなく、前線(現場)のことを理解し、部下のことを考え、そのうえで自ら判断し、責任を取っている人物なんですよね。 職場での行動や自分の生き方について考えるきっかけになったと思います。 本作品を読んで、最も強く印象に残ったのは、こんな時代を作ってはいけない、繰り返してはいけないということ。 自分や自分の子どもたち… ちょっと飛躍しすぎかもしれませんが、世の中の人々が憎しみあい、殺しあう社会にはしたくないですね。 久しぶりに色んなことを考えながら読んだ作品でした。
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太平洋戦争を戦った陸海の軍人達の遺書をもとに生き様と死に際を描いた短編ノンフィクション。 それぞれに苛烈にして見事。 作中に出てこない東條との煌めくような対比。
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