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「考える」ための小論文 ちくま新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 1997/05/21 |
JAN | 9784480057105 |
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「考える」ための小論文
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商品レビュー
4.3
11件のお客様レビュー
とうとうやらなくてはいけなくなった小論文のために、とりあえず手に取った一冊。全くの素人だったので読んでいて納得する場面が多く(特に前半)なるほどなあといった感じだった。備忘録的に自分なりだが小論文を書く流れを以下にまとめてみる。 ①主題を掴む→②「問い」を発する→③主張を打ち出...
とうとうやらなくてはいけなくなった小論文のために、とりあえず手に取った一冊。全くの素人だったので読んでいて納得する場面が多く(特に前半)なるほどなあといった感じだった。備忘録的に自分なりだが小論文を書く流れを以下にまとめてみる。 ①主題を掴む→②「問い」を発する→③主張を打ち出す ①出題意図の把握、 「読む」:筆者意見の絞り込み、 わからない言葉を考える、 自分なりに言い換える ②問題状況の設定 ③喚起力・解明力、具体例(自分に引き寄せる)、 「自分⇔世界、具体的⇔抽象的」をまわす 言えること、紋切り型(世の中の一般論)× ※感情(心の動き)と考え(普遍性、客観性を持つ)は違う 正直どこまで理解し切れたのかわからないけど小論文を書く際の思考の組み立て方みたいなものはぼんやりと掴めたような気がする。時間は限られているがもっと練習したい。 ちなみに理系なので、例題(特に後半)がつかみづらく難しかった。けどこの手の文章にももっと慣れて面白さを感じられるようになりたい。
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論文とは、他者に自分を知って貰う手段の一つ。他者を説得しようと根拠を示しながら自分なりの意見を表明する。大学に入る為に求められる基礎レベルの教養だ。論文も、読者とのコミュニケーションの一種である。だから、誰もが納得のいくように論を進める必要がある。その際に、把握すべきなのは個人...
論文とは、他者に自分を知って貰う手段の一つ。他者を説得しようと根拠を示しながら自分なりの意見を表明する。大学に入る為に求められる基礎レベルの教養だ。論文も、読者とのコミュニケーションの一種である。だから、誰もが納得のいくように論を進める必要がある。その際に、把握すべきなのは個人と社会の関係性、具体的事例と抽象的理論の関係性だ。今どんな社会が到来しているのか、そしてそれらが引き起こしている問題状況はどうなっているか等について、個人の生と深く照らし合わせながら論述する。 そもそも、意見とはどのようにして形成されるのか。著者は、己がまだ認識できぬ隠された段階にある意見は、各人の抱える感覚や感情の中に眠っていると主張する。何かに対して心が動かされる、モヤモヤした感覚に囚われる。その靄の中から本当の自分らしい独自なる意見の芽を掬い取る事が大切だと語る。違和感だったり、怒りだったり、己に生ずる感覚を、まずは適切な言葉に置き換えてみる。感覚の精確な言語表現こそが、論文に書くべき理屈の骨子に変わるのだ。 感覚は正直だ。嘘や偽りで誤魔化す事が出来ない性質を持つ。そして、一番奥深くに眠っている本当の声を探り当てるように、自分自身を掘り下げていく。そうすると、自分の意見とその根拠の有り様が、見えてくる。大切なのは、己を根本から捉え返す中で、当事者としての問題意識を強く自覚し、自分は何を求めているのかについて、真剣に考え抜く作業である。論文とは、考え続ける作業の過程が、言葉としての論述に置き換わっただけの話だから。 一番云いたい事を結論に据えるのがベスト。或いは、自分自身が展開する論の主題に据えよう。その際に、社会に対する自分なりの接し方、処理方法を論述に組み入れていく事が望ましい。自分が成長すれば社会も違った角度で見えてくる。他者の存在自体が自分の中でその意味を変えていく。自分の意見の先に他者の声と態度があり、他者の声と態度が自分の意見に組み込まれて共鳴し合う。まずは、社会に向かって行く己の確かな意思表明からスタートしよう。 他者がありありと他者性を開示してくる事もある。その中で恐怖を感じずに居られなくなる。だが、与えられた恐怖の根源は、社会を包む他者と自分を強固に関係させる相互作用の中で、次第に縮小へと向かうだろう。そのような補完的な関係性を樹立する上でも、コミュニケーションは最大の武器になる。様々な問題が絶え間なく生じ得る社会への関心と、其処への歩み寄りによって、己の生の価値はどんどん豊かな方向へ転じて行くだろう。そもそも、一般論としての解答などは、誰からも求められはしない。つまり、自分自身をより良く知って貰う為に、論文を書くのだから。
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コラム中の筆者の死生観に共感した。 小論文は、世間一般で「常識」とされていることを書いてはいけないと分かった。
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