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ブータンの民話
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商品詳細
内容紹介 | 内容:三つの願い. 天空のガンデン寺. ツォメン. 借りてきたゴ. ゾンの呪い. 大工と絵描き. ひきがえるのイボ. ルナナの龍. ダワ、悪魔をけちらす. ガサ・ラマ・シンゲ. 豚の頭を持った預言者モテン・パゴ. モテン・パゴと悪魔. チョモラリ山のミギョエ. 帰ってきた王子. いたずら好きなサル. シン・シン・ラモと月. 二匹の大蛇の物語. ロバの耳を持った王様. 魔法の王冠. 燃える湖 |
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販売会社/発売会社 | 恒文社/ |
発売年月日 | 1997/06/10 |
JAN | 9784770409331 |
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ブータンの民話
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雷龍の住む国の素朴で雄大なロマン ブータンは中国とインドに挟まれた小国である。 昨年、ブータン国王夫妻が来日した際、国王が福島の子ども達に話した「1人1人の中にいる人格という龍」の話が印象深くて、この国の昔話はどんなものなのだろうと読んでみた。 ブータン文化に惹かれたインド人...
雷龍の住む国の素朴で雄大なロマン ブータンは中国とインドに挟まれた小国である。 昨年、ブータン国王夫妻が来日した際、国王が福島の子ども達に話した「1人1人の中にいる人格という龍」の話が印象深くて、この国の昔話はどんなものなのだろうと読んでみた。 ブータン文化に惹かれたインド人教師が採話し、日本人のやはり教師を勤める人物が訳した20編を収める。 素朴な話が多く味わいがある。技巧が凝らされているわけではなく、荒削りだったり、それ以前の掘り出した原石の趣きだったりするのが、むしろ想像の余地があってわくわくする。 人がどのような物語にロマンを感じるのか、その源流を感じさせる。語り継ぐ間にどの部分が膨らんでいったのか、どの部分に子ども達が目を輝かせていたのか、想像するのも楽しい。 聡明な奥さんがいて、運良く難問を解決する「モテン・パゴ(男性の名)」の話は、ちょっとだけ落語の『御神酒徳利』を思い出させる。 「チョモラリ(山の名)のミギョエ(怪物の呼称)」はイエティを思い出させる。 月に登った「シン・シン・ラモ(女の子の名)」のお話は、日本の昔話の『3枚のお札』と『てんとうさん金の鎖』を併せたような話だ。 『帰ってきた王子』『二匹の大蛇の物語』『魔法の王冠』は起伏に富んだストーリーで非常におもしろい。 「悪魔」が出てくる話がいくつかある。悪魔ってどのような生きもの(?)なのか、詳しい描写がないのだが、さぞかし恐ろしいものなんだろう。 生け贄は寅年の男の子、という話が2編あった。それがお決まりだったのか、採話したものがたまたまそうだったのかよくわからないが。 当初のお目当てだった龍の話はさほど多くなかったが、異国の楽しい民話だった。 *採話者の口調なのか、翻訳者の口調なのか、個人的には、会話文の口調ががちょっと浮いている感じがして、その点は少々残念だった。
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本書の著者は、首都ティンプーで2年間高校教師をしていたインド人です。ブータンの民話の面白さに魅せられ、ブータン各地を旅して民話を集めて回ったそうな。ブータン、つまりは「ドゥルック・ユル」(雷龍の住む国:ドゥルック=龍、ユル=国)、そんな雷龍の住む国の民話20編が収録されています。...
本書の著者は、首都ティンプーで2年間高校教師をしていたインド人です。ブータンの民話の面白さに魅せられ、ブータン各地を旅して民話を集めて回ったそうな。ブータン、つまりは「ドゥルック・ユル」(雷龍の住む国:ドゥルック=龍、ユル=国)、そんな雷龍の住む国の民話20編が収録されています。 チベット仏教国のブータンの民話だけに、それぞれの民話に、チベット仏教思想がそこはかとなく散りばめられています…。かと思いきや、しょうもない話や救いようのない話も連発で、なかなかどうして不思議な一冊です。
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