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人喰いの村
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 藤原書店 |
発売年月日 | 1997/05/01 |
JAN | 9784894340695 |
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人喰いの村
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1870年8月16日に田舎村で一貴族が虐殺された事件の背景を詳細に追う…というミクロヒストリー。 アナール学派の真髄と言えばそうなんだろうけど、本書の性質上、微に入り際に入りの表現が続くのは必然なんだけど。う~む。 せめて第2共和政、ルイ・ナポレオン、普仏戦争くらいは事前にさ...
1870年8月16日に田舎村で一貴族が虐殺された事件の背景を詳細に追う…というミクロヒストリー。 アナール学派の真髄と言えばそうなんだろうけど、本書の性質上、微に入り際に入りの表現が続くのは必然なんだけど。う~む。 せめて第2共和政、ルイ・ナポレオン、普仏戦争くらいは事前にさらっておけば良かった。近代フランスの一地方の地味な話が延々と続き、『マルタン・ゲールの帰還』を読んだときを思い出す。 なお、原註の次頁に関連年表(1789-1899)があり。
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1970年8月16日、普仏戦争の戦況悪化が伝えられるなか、フランス中部ペリゴールの農村のはずれで開催された定期市。その会場で起きた青年貴族の虐殺事件についてさまざまな角度からの分析を試みる書。 不謹慎にも「共和国万歳!」と叫んだかどで有罪宣告を受け、「プロシア人」の「豚野郎」に...
1970年8月16日、普仏戦争の戦況悪化が伝えられるなか、フランス中部ペリゴールの農村のはずれで開催された定期市。その会場で起きた青年貴族の虐殺事件についてさまざまな角度からの分析を試みる書。 不謹慎にも「共和国万歳!」と叫んだかどで有罪宣告を受け、「プロシア人」の「豚野郎」にふさわしい方法で殺された彼の死はわれわれに何を語っているのか。前半では事件の原因となった歴史的・社会的情勢が示され、しかるのちに事件の推移、そして最後にその事件に対する人びとの受容の仕方について分析がなされている。 虐殺、拷問、身体損壊。16世紀以来後退のはじまった供儀のシステムの諸要素は、宗教戦争のなかで頂点に達して、18世紀末の大革命において再演されたが、すでに衰退のただ中にあった。事件は、何事かを表明しまた遂行するための“感性”とそれにもとづく“行動”の相異なる組み合わせどうしを邂逅させ、それによってまた非常な恐怖と憤慨、茫然自失、失望といった人びとの反応を引き起こす。 アラン・コルバンの記述スタイルと、本書でとくに頻出する文化人類学的・社会学的なキーワードのために、若干読みづらいものになっているかも知れない。
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19世紀フランスの片田舎で農民集団が「プロシア人」(とみなされた地元の青年貴族)を虐殺した。 この事件自体というよりは、この事件をキーワードにして虐殺や集団心理やこのころの世界を考察する形。 この事件の発生に向かって当時の社会背景を説いていく。 丁寧に言葉を積んでいく。 が、こ...
19世紀フランスの片田舎で農民集団が「プロシア人」(とみなされた地元の青年貴族)を虐殺した。 この事件自体というよりは、この事件をキーワードにして虐殺や集団心理やこのころの世界を考察する形。 この事件の発生に向かって当時の社会背景を説いていく。 丁寧に言葉を積んでいく。 が、これについては後で書くねという順序を守った書き方は、「続きはCMの後で!」を延々とやられている気分になる。 そもそも私はこの事件はもとよりフランス史をまったくといっていいほど知らないので、なにについて話しているのかを(ほのめかしではなく)書いておいてくれないと、どこへ行こうとしているのかがわからない。 どう読めばいいのか迷子。 注釈を見てもあの本を参照、みたいなのが多くて今この場での参考にはならない。 ちゃんと調べてから読めばよかった。 それでも、群集心理だとか、不安をどうにかするために英雄と仮想敵をつくるとか、その装置を壊さないための妄信だとかってのはおぼろげにわかった。 いうなれば「飢餓浄土」の悪いパターン。 集団内を安定させるための「虚構」が悪いほうにはたらくと恐ろしい暴虐になってしまう。 農民のナポレオン崇拝と正義感と、祖国のため君のためと思い込んでの暴走、そしてその皇帝から突きつけられる拒絶は2.26事件を思い起こさせる。 いかにもな翻訳調の文章が読みにくい。
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