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陽子 荒木経惟写真全集3
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 1996/02/20 |
JAN | 9784582664034 |
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陽子
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商品レビュー
4.6
15件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ヌード写真をたくさん撮ってる アラーキーの奥さまって、どんな女性なんだろうと。 物憂げな表情がたくさん。 そこが美しいとレンズを向けられるのが、 夫の眼差しで、良い写真集。 デートでのアラーキーのエスコートも 愉しくて、優しくて、わたしもきっと惚れます。 陽子さんのエッセイがこれまたすっばらしい。 しょっぱなから、涙でした。 センチメンタルで愛情たっぷりで。 アラーキーのパートナーだからって、 こんなに書けるものなのかと思ったけど、 電通出身でなおかつエッセイストさんだったんですね。 出逢いから、遺影まで。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 物を見る目が彼には確かにあって、 それも今までにどこかで見かけたようないわゆる「良い趣味の物」ではない。(中略)だから彼からの贈り物、贈り物だけでなく、彼から借りた映画の本や、写真集など、それらによってわたしの感覚が少しずつ磨かれていったのかもしれない。だいたい彼とつきあいを重ねて来たワケというのは、自分の心の中では明白なのだ。それは、わたしのミーハー的ロマンチシズムを受け止めてくれる、ということ。ツマンナイ物や事柄に執着する、そのフワフワとしたとりとめない心を彼は見抜いているようだった。 p13 女が男を想う、その想い方にも色々あるだろうが、私の場合は火や水を欲するが如く、ごく単純に彼を求めているようだ。それは絶対に無くなってもらっては困る物なのである。つまり彼は私の中では絶対な存在で、ある日は予言者出会ったり、街角の易者であったり、心理学者であったりする。ピタリと私の心を読み当てて、方向を定める。p79 わたしがいま生きて、わたしのかくまんがに値段がつけられ、おカネをはらってそれを読んでくださる人たちがいることが、うれしく、もったいないような、そしてその対象がそもそもぶきっちょな自分の手が作り出したささやかなおはなしだということが、やっぱりすこし恥ずかしいことだと思う。 p188
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新婚旅行の光景を淡々と綴った『センチメンタルな旅』以来、妻・陽子は荒木にとって最高のモデルだった。未発表カラー作品に加え、陽子が残したエッセイも多数収録した決定版。
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この写真全集の最高傑作だと思います。 生と死、エロスとタナトス。 「写真生活」「写真時代」のころから、荒木さんの写真を見始めたが、圧倒的なパワーとそのエロスで、私を魅了する。 1990年1月29日の棺桶の中で生花に囲まれて、眠る死に顔が傷ましい。
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