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義なくば立たず 幕末の行財政改革者・村田清風
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 1996/04/02 |
JAN | 9784062081450 |
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義なくば立たず
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幕末長州藩の行財政改革者、村田清風を扱った一冊。有名な幕末の志士達の一つ前の世代に、彼らが活躍するための基礎を築いた人と言えるのかと思った。 幼少期はさもすると落ちこぼれと思われていたが、同じく藩の改革に尽くした祖父を慕い学問を究め、莫大な借財を抱えた藩を救うため守旧派の反発にも...
幕末長州藩の行財政改革者、村田清風を扱った一冊。有名な幕末の志士達の一つ前の世代に、彼らが活躍するための基礎を築いた人と言えるのかと思った。 幼少期はさもすると落ちこぼれと思われていたが、同じく藩の改革に尽くした祖父を慕い学問を究め、莫大な借財を抱えた藩を救うため守旧派の反発にもめげずに緊縮財政、殖産興業、綱紀粛正に取り組んだ姿は、日本の各地にこういった社会を良くするために献身した人のお陰で今があるのだなと、感謝の思いを持った。 翻って今の日本はこういう人を持てるのか?そして自分は何ができるのか。考えてみたいと思う。
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幕末における吉田松陰や木戸孝允、高杉晋作、伊藤博文という名前は知っていても、その原動力とも云える藩の財政を立て直した村田清風の名前はあまり知られていない。本書はバランスよく村田清風の生い立ちから如何に藩の財政を立て直し、さらには藩の体制や旧来の考えを自身の行いを模範とし一から改革...
幕末における吉田松陰や木戸孝允、高杉晋作、伊藤博文という名前は知っていても、その原動力とも云える藩の財政を立て直した村田清風の名前はあまり知られていない。本書はバランスよく村田清風の生い立ちから如何に藩の財政を立て直し、さらには藩の体制や旧来の考えを自身の行いを模範とし一から改革していったのかがしたかがよくわかる。 藩と君主に忠義を貫きながらも先の時代を見通した眼力と現状を把握する能力を駆使して次の時代の変革に備えた。全体の功績としては吉田松陰を遥かに凌ぐ偉業だろう。本書での記述は新しい時代を予見した村田清風の行いと現論があまりにも鮮やかな内容だった。特に横井小楠との会話は正に先に起こりうる時代の変革を凝縮したものだろう。
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