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運命綺譚 ちくま文庫
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運命綺譚 ちくま文庫

カレン・ブリクセン(著者), 渡辺洋美(訳者)

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運命綺譚 ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介 内容:水くぐる人.あらし.不滅の物語.指輪
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 1996/10/26
JAN 9784480031938

運命綺譚

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商品レビュー

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2026/02/09

『冬物語』(1942)では、読んでみてよくできた話、でもちょっと出来過ぎたようなお話が揃っていた。締めくくりで冒頭の台詞に戻ってヒネるとか、「この物語の出来事はやがて人々に忘れられ、今では誰も憶えていない」――だとか。結末に既にリアルでなくなり、ファンシー世界に片足踏むという……...

『冬物語』(1942)では、読んでみてよくできた話、でもちょっと出来過ぎたようなお話が揃っていた。締めくくりで冒頭の台詞に戻ってヒネるとか、「この物語の出来事はやがて人々に忘れられ、今では誰も憶えていない」――だとか。結末に既にリアルでなくなり、ファンシー世界に片足踏むという……。本作品集(1958)では、訳者あとがきにありますが、今度はまたそれとも少し色が違う。一方ではまたエーレンガートやバベットにと、作者の作品世界には今ながら思いめぐらします。わたしはこのたび、十年ほど置いて再読です。

Posted by ブクログ

2017/04/30

カレン・ブリクセン=イサク・ディーネセンの晩年の作品集。 映画化で有名になった「バベットの晩餐会」は実はこの作品集のなかに入っている1つだが、別に訳があるので、この本には含まれない。「運命綺譚」(Anecdotes of Destiny)を全体として体験するためには、最初の短編...

カレン・ブリクセン=イサク・ディーネセンの晩年の作品集。 映画化で有名になった「バベットの晩餐会」は実はこの作品集のなかに入っている1つだが、別に訳があるので、この本には含まれない。「運命綺譚」(Anecdotes of Destiny)を全体として体験するためには、最初の短編「水くぐる人」を読んだあと、「バベットの晩餐会」を読み、その次にまたこの本にもどって、「あらし」を読む必要がある。(同じ出版社から文庫本が出ているんだから、あわせて1冊にしてほしかった) ブリクセン=ディーネセンの作品は、素晴らしいストーリーテリングが味わえるのだが、この作品集の特徴は、ストーリーをストーリーテリングすることをさらにメタレベルでストーリーテリングするということが実に巧みに構造化されていること。 もともと、ブリクセン=ディーネセンの作品は、単純なストーリーには収まらない、「夢」と「挫折」、「物語」と「現実」を対比する、そしてその対比自体を物語化する、そして、さらにそれを多様な解釈に開かれた余韻をもったクロージングにつなげるという感じのものが多い。 この晩年の「運命綺譚」は、それをさらに突き進めて、メタレベルで複雑化している感じ。 でも、話しとしては、とっても面白くて、難解なものにはならない。本人によると、これはやや「軽い」作品を集めたもの、らしい。 個人的には、これが、ディーネセンの作品で一番入り易いんじゃないかな、と思った。(そういう意味でも、「バベットの晩餐会」も入れて1冊にしてほしかった)

Posted by ブクログ

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