パリの手帖

海野弘(著者)

• 販売会社／発売会社: マガジンハウス
• 発売年月日: 1996/10/24
• JAN: 9784838708338

商品レビュー

2013/05/24

昨年上映された映画『レ・ミゼラブル』の作品は、パリの厳しい時代の中でたくましく生きた話に、多くの方が涙を流したはず。この本はその時代のパリの社会状況や街の様子、映画好きな方ならば『美女と野獣』の逸話や芸術家の話など、パリ全体について知ることができる内容になっていています。実際にこの街の石畳を歩くとどんな世界へ続くのか・・読み進める毎にパリの世界が広がる一冊です。

2012/06/14

様々な芸術が交差して、個性を作り上げる、パリの芸術。
自分がパリに惹かれる理由を垣間見れたような気がした。

多分、パパヘミングウェイも自由と秩序で揺れていたのかな。
マドモアゼルシャネルも、やはりカッコいい人だ。
旅したくなる一冊です。

2012/02/01

海野弘さんの本は結構読んでいる。
海野さんのカバー範囲はとても広く、日本、ヨーロッパ、アメリカ、中国などの国だけでなく、複数の都市に関しても優れた都市論を書いている。
時代もヨーロッパ世紀末から、江戸文化、ロシアアバンギャルドまで自由自在、ジャンルとしても文学、美術、映画、歴史、舞踊、服飾、旅、宝飾、秘密結社、音楽、などその旺盛な知識力と尽きることのない芸術的興味にはただ敬服あるのみである。
本書『パリの手帖』をここに書き残したかったのは、この本を読んで、海野さんがパリを愛する気持ちがストレートに伝わり、強く共感しうる部分が多かったからである。