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こいぬとこねこは愉快な仲間 なかよしのふたりがどんなおもしろいことをしたか
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こいぬとこねこは愉快な仲間 なかよしのふたりがどんなおもしろいことをしたか

ヨゼフ・チャペック(著者), いぬいとみこ(訳者), 井出弘子(訳者)

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こいぬとこねこは愉快な仲間 なかよしのふたりがどんなおもしろいことをしたか

定価 ¥1,389

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社/
発売年月日 1996/11/15
JAN 9784309202716

こいぬとこねこは愉快な仲間

¥825

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2024/05/29

こいぬとこねこが仲良しで、一緒に暮らしていた頃のお話です。 ヘタウマ絵というのでしょうか。なめらか毛並みのこねこと、逆立つ毛並みのこいぬは、どんな子供でも真似出来そうです。親しみがあって、犬猫いっしょの家はホントにありそうです。 ヨゼフ・チャペックさんのことを知っていますか?...

こいぬとこねこが仲良しで、一緒に暮らしていた頃のお話です。 ヘタウマ絵というのでしょうか。なめらか毛並みのこねこと、逆立つ毛並みのこいぬは、どんな子供でも真似出来そうです。親しみがあって、犬猫いっしょの家はホントにありそうです。 ヨゼフ・チャペックさんのことを知っていますか? チェコの国民的作家のカレル・チャペックさんのお兄さんで、挿絵画家、舞台芸術家、作家と多才な方でした。弟と一緒に、当時世界を分断し平和を脅かすナチスに批判的な活動をしていましたが、1938年弟が亡くなった翌年、チェコはドイツに侵略されて、ヨゼフさんはナチスの強制収容所に送られてしまいます。そしてなんと、1945年解放の数日前に亡くなってしまったのです。この本には、お兄さんの平和への想いがいっぱい詰まっていました。 1996年版で初めて挿入されたエピソードに「3 10月28日のお祝い」という回があります。「戦争をやめさせ、この国から悪い皇帝を追い出したので、それからは良くなったのだ。その日を忘れないように、この国の人は10月28日には、いつも旗を立てて楽しんでいるのさ」といって、無料で貰える旗を思いっきり立てる計画を立てるのです。 このエピソードは、1968年邦訳の児童版には、解説が必要のせいか、国際情勢のせいか(1968「プラハの春」)、削られていました。でもとっても面白い回なんですよ。こいぬとこねこは、一考します。あの店のおじさんは、赤ちゃん連れだと小旗を渡してくれる。首尾よくお手々に渡してくれて「ニョニョニョニョ」と僕たちは旗を振って帰る。それを代わりばんこ赤ちゃんの振りをしてゲットできる。挿絵には16もの旗を彼らの家の周りに立てかけたカラーの絵があります。近所の人達にも大好評!日本ならば直ぐに炎上しそうですが、チェコの人たちはなんと寛容なんでしょう!10月28日は、チェコのオーストリア帝国からの独立記念日(この時は10周年)でした。今も祝日だそうです。 No.4は、作者のチャペックさん本人が登場します。そして「お話できない」とうんうんうなっている彼のために、こいぬとこねこは話のネタを授けたのです。さて、彼はちゃんとお話書けたでしょうか?これを読んでいるわたしたちは、その内容を知っています。ちゃんと読んで確かめてみましょう! ああ、なんか、とっても愛おしい! こいぬとこねこと、チャペックお兄さんによって生まれたこのお話は、今年で101年目です。ずっと長生きしてほしいですね。

Posted by ブクログ

2020/10/26

小さな頃に、こういうお話に触れられた子どもは幸せだと思う。 他の方も書いておられたが、私が図書館で借りたのも正確にはこちらの物とは違う、童心社の82年版のもので、まだアナログ印刷だったのか、今のデジタル印刷とは違う濃淡のある文字が、懐かしさと温かみを与えてくれている。 子ども...

小さな頃に、こういうお話に触れられた子どもは幸せだと思う。 他の方も書いておられたが、私が図書館で借りたのも正確にはこちらの物とは違う、童心社の82年版のもので、まだアナログ印刷だったのか、今のデジタル印刷とは違う濃淡のある文字が、懐かしさと温かみを与えてくれている。 子どもと同じ目線で書かれたこの楽しく平和な物語を読むと、ヨゼフ・チャペックさんが第二次世界大戦の下、ナチスへの抵抗のために強制収容所に入れられ、亡くなったという事実が信じ難く、戦争によってこういったかけがえの無い人たちの未来が奪われたことに憤りを覚えずにはいられない。 生きて、戦後の荒廃した世界に残された子どもたちのために物語を紡いで欲しかった。2020.10.25

Posted by ブクログ

2016/04/02

この書籍を登録しましたが、実際に読んだのは「こいぬとこねこはゆかいななかま なかよしのふたりがどんなおもしろいことをしたか」初版昭和43年の童心社のものです。チャペックさんがときどき出てきてこいぬとこねこと共同作業でおはなしができあがるような展開などもおもしろいです。なんせ東欧モ...

この書籍を登録しましたが、実際に読んだのは「こいぬとこねこはゆかいななかま なかよしのふたりがどんなおもしろいことをしたか」初版昭和43年の童心社のものです。チャペックさんがときどき出てきてこいぬとこねこと共同作業でおはなしができあがるような展開などもおもしろいです。なんせ東欧モノは、ちょっぴりひねくれてて、すなおなときはちょっぴりおばかさんで、愛すべきキャラクターがでてきますねー。しかし常にハッピーエンドの作品の陰で、作者のヨゼフさんは第二次世界大戦時に逮捕され、強制収容所に入れられ、そこで亡くなったという事実があり、なんとも複雑な気持ちにさせられます。

Posted by ブクログ

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