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外交(下)
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ヘンリー・A.キッシンジヤー(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞社
発売年月日 1996/06/19
JAN 9784532161903

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商品レビュー

4.5

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2022/09/26

物凄い大著で読み切るのにだいぶ時間かかった。 下巻は第二次世界大戦が終わって、ケナンのX論文をはじめとする論争、封じ込め政策、朝鮮戦争、中東を巡る問題、ハンガリー動乱、ベルリン危機、西側の同盟関係、ベトナム戦争、米中接近、デタント、冷戦終結とソ連の崩壊、そして今後の米国のとるべき...

物凄い大著で読み切るのにだいぶ時間かかった。 下巻は第二次世界大戦が終わって、ケナンのX論文をはじめとする論争、封じ込め政策、朝鮮戦争、中東を巡る問題、ハンガリー動乱、ベルリン危機、西側の同盟関係、ベトナム戦争、米中接近、デタント、冷戦終結とソ連の崩壊、そして今後の米国のとるべき外交政策。 前巻に引き続いて近現代の外交史を実務者の視点から学ぶことができて大変勉強になった。特にリアリズムとかパワーポリティークというものを実例を通してよく理解できた。

Posted by ブクログ

2013/04/19

今回感想を書くのは、キッシンジャー『外交』(上・下)の2冊です。今年の正月に読む予定で、既に感想を書いているはずなのですが、予定外の授業が入ったために感想を書くのが大幅に遅れました。 これらの本を読んで思ったのは、大学院在学中(修士課程に相当)に読むべき本であるが、なぜ読まなか...

今回感想を書くのは、キッシンジャー『外交』(上・下)の2冊です。今年の正月に読む予定で、既に感想を書いているはずなのですが、予定外の授業が入ったために感想を書くのが大幅に遅れました。 これらの本を読んで思ったのは、大学院在学中(修士課程に相当)に読むべき本であるが、なぜ読まなかったのかと後悔する。理由については特にないが、読まなかったことに対する後悔だけが残る。今後、キッシンジャーの文献を通して、冷戦期の米ソ関係の歴史のサーベイをしたいと思う。今後の研究の方針については日を改めて書きたい。

Posted by ブクログ

2012/05/02

外交というものが、どんな枠組みで為されているかを、フランス革命以後の欧州を出発点に冷戦終結までを論じている。大部の著作で、翻訳に二年かかったとの訳者あとがきにもあるとおり、難解である。  大雑把に言えば、外交は3つのゲームのルールの選択になる。 ・バランス・オブ・パワー  欧州...

外交というものが、どんな枠組みで為されているかを、フランス革命以後の欧州を出発点に冷戦終結までを論じている。大部の著作で、翻訳に二年かかったとの訳者あとがきにもあるとおり、難解である。  大雑把に言えば、外交は3つのゲームのルールの選択になる。 ・バランス・オブ・パワー  欧州の地政学的に入り組んだ構造が一国の台頭を許さないように、シーソーのバランスをとるように合従連衡、遠交近攻の交渉をしながら政治的安定を維持しようとする。中国の春秋戦国時代にも似た状況といえばわかりやすい。 ・リアルポリティークス  一つの政治理念に縛られること無く、マキャベリズムあるいはプラグマティックに政治駆け引きをしていくやり方である。特に政治均衡が崩れやすくなり、そのなかで地政学的に苦しい立場にあるオーストリアやプロイセンなどがその代表。実際にはこれは政体と言うよりも、個人的な政治的力量に負う所が多く、その代表はリシュリューやビスマルク、スターリンなどだが、この外交スタイルはそのリーダーが失脚すると途端に苦しくなる弱点を持つ。 ・イデオロギー(大義名分)  上記の2つが主に国益を第一目的に置くのに比べ、イデオロギーは直接的な国益は無視して、大義のため、いわば十字軍的使命感で各国にコミットしていく立場である。これはほとんどアメリカ一国が代表である。  全体に言及するととてつもなく長くなるので、アメリカに限っていうと、 もともとはモンロー主義に基づく孤立主義がその国是だった。それが19世紀になり、ドイツ、ロシア、日本などが台頭してくるにおよび、それを放置しておくとやがてアメリカにとっての脅威になる懸念が増した。  そのために第一次世界大戦を機にウィルソンが初めて、民主主義を軸とする植民地主義の阻止、国際紛争における集団安全保障の概念を提唱する。これはこの時点ではその構想は尻切れトンボに終わった感があるが、その後のアメリカの外交姿勢の中核をなすといっていい。  もともとがプロテスタント移民による建国であるアメリカは多分にファンダメンタリズムであり、キリスト教ではなく、民主主義という思想を十字軍的使命感で持って世界にもたらそうとする。ただ、その時点でその直接的なコミットはあまり成果をもたらさなかった。なおかつ第二次大戦後の冷戦構造に至ってますます直接的なイデオロギー外交は難しくなる。    そこでアメリカは一方でイデオロギーを中心に据えつつ、実際の政治場面では朝鮮戦争、ベトナム戦争、ソ連のアフガン侵攻などにプラグマティックに介入していく。アメリカにとっては、ファンダメンタリズムとプラグマティズムはアンビバレントな対立ではなく、あくまでもアンチノミーとして捉えられるものであった。それがアイゼンハワー、トルーマン、ケネディ、ニクソンなどを経てレーガンによって頂点に至る。ただその止揚は、単純なことにはデタントと軍備増強を同時に強力に推し進めるという、まさにコロンブスの卵的な政策であった。  ソ連初で最後の大統領であるゴルバチョフが、党、KGB、軍部のうち党しか掌握し得なかったことはゴルバチョフ政権が崩壊する間接的な原因であったといえ無くもないが、逆に言えば、党しかバックに持たなくても書記長ポストに就くことが可能になったソ連の政治情勢の弱体化を象徴していたとも言えた。  冷戦の終結によってひとまずアメリカ外交の勝利と言えたが、それは皮肉にもアメリカの世界外交に対する大きな目標、国益を定義することが困難になるという事態をも産んだ。そしてそれは世界規模でのパワーポリティクスとリアルポリティークスのルールの共存という新しい局面をもまさにいま迎えているところである。 

Posted by ブクログ

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