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墓を生きる人々 マダガスカル、シハナカにおける社会的実践
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墓を生きる人々 マダガスカル、シハナカにおける社会的実践

森山工(著者)

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墓を生きる人々 マダガスカル、シハナカにおける社会的実践

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京大学出版会/
発売年月日 1996/06/15
JAN 9784130560498

墓を生きる人々

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商品レビュー

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2009/10/31

理屈っぽい。理屈っぽ過ぎる。 森山工先生については、以前読んだ『資源人類学 第2巻 資源化する文化』中の「文化資源使用法―植民地マダガスカルにおける「文化」の「資源化」」が面白かったので、読んでみたかった。 (ゼミの本田洋先生に面白かったと言ったら、彼はうちの代の文人のホープです...

理屈っぽい。理屈っぽ過ぎる。 森山工先生については、以前読んだ『資源人類学 第2巻 資源化する文化』中の「文化資源使用法―植民地マダガスカルにおける「文化」の「資源化」」が面白かったので、読んでみたかった。 (ゼミの本田洋先生に面白かったと言ったら、彼はうちの代の文人のホープですからね、みたいなことを言われた。) んでも。 正直、この本は読むの辛かったし、あまり参考にはならなかったし、 「わたしがシハナカの地にくるのはいささか遅きに失した。だが、死者の個別性をめぐる新たな態度の展開をみきわめるうえでは、それは逆に早すぎたのである。」 で末文締め。。。なのには脱力した。 * でもあとがき見ると、それも納得。 博士の学位論文なんですね。(ちなみに論文審査の主査は船曳建夫先生。) ひたすら理屈、理屈、理屈の中で戦ってる感じのする本なので、 多分、今自分が理屈、理屈、理屈の中で戦おうとしている状態及び人であれば、良いのかもしれない。 (何が、一過性の風邪で、何がそうでないかを見極めるのに。) * 結局、結論は「早すぎた」為、得られてない、また一定の結論が得られているものについては、 たったこれだけのことを言う為に、いったいどんだけ理屈をこねくり回すのか、と思う。(そして眠くなる。) (シハナカの言うところの、ある墓との「遠さ」とは、つまり忘却/記憶の程度なのだ、とか、 記憶が失われるのは親から子に伝えられるときだ、とか。 逆に自分が埋葬される権利のある墓がいくつもある中で、実際に埋葬される墓の選択は、 埋葬される当事者と近しいひとが先に埋葬されているから、とか、生前最も長く暮らした村にあって、慣れ親しんでいる、 とか、情緒的なものによるのだ、とか。 それがどうした!?っと、多分、言っちゃいけないことを言いたくなる。 それがどうした!?については、あまり発見!!って感じのことがないから、っていうことともう一つ、近代文明批判みたいな、わかりやすい主張がないからもあるのか。 途中までは菅原先生の『ブッシュマンとして生きる』みたいのを期待しているから。 (『ブッシュマンとして生きる』の終章の一つ前の章のタイトルは、「国家に抗せなかった社会」) 近代批判、みたいな要素がほぼ0なのは、単に他文化との比較をやろうって頭がなく理屈に突っ走ったせいなのか、そうでないのか。 でも、やっぱり低能な読者としては、日本の葬儀はどうで、ということを思い浮かべながら読むしかないのだけれど。

Posted by ブクログ

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