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日本の菓子 祈りと感謝と厄除けと 東書選書140
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京書籍/ |
発売年月日 | 1996/08/08 |
JAN | 9784487722402 |
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日本の菓子
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* 感想 * ◆日本のあらゆる行事には「お菓子」が登場します。ぱっと思いつくだけでも、雛の節句のあられ(ひなあられ)、七五三の千歳飴、お月見の団子、お葬式や祝いごとの饅頭などがあります。これら米や麦から作られるお菓子はこんにち餅菓子と呼ばれていますが、かつてそれは神仏への供物であ...
* 感想 * ◆日本のあらゆる行事には「お菓子」が登場します。ぱっと思いつくだけでも、雛の節句のあられ(ひなあられ)、七五三の千歳飴、お月見の団子、お葬式や祝いごとの饅頭などがあります。これら米や麦から作られるお菓子はこんにち餅菓子と呼ばれていますが、かつてそれは神仏への供物であり、人びとにとっては特別なものでした。そして、全国各地にある多様な文化のなかで、餅菓子もまたさまざまな形でこんにちまで受け継がれているようです。◆ぼく自身は、単にお菓子のルーツに関心があったのですが、お菓子と人びとの生活の営みの姿が見えてくるようで面白い本です。たとえば、飴が母乳の代用とされていて、亡くなった母親が子どものために飴を買いにくる”おぼだき飴”の話や、「おやつ」を「茶づけ」と呼んでいた話、自分よりブサイクだからといって”おこぜ”を奉げられて喜ぶ山の神様 (これは, p. 161)など、予想外に興味を惹かれる話もたくさんありました。(これらは、その地方の方には有名なのでしょうか。ぼくがこの本でいちばん驚いたのは、葬式のお供え物を奪うという越前の奇習なのですが……)
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