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標的 競馬シリーズ ハヤカワ・ミステリ文庫
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標的 競馬シリーズ ハヤカワ・ミステリ文庫

ディック・フランシス(著者), 菊池光(訳者)

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標的 競馬シリーズ ハヤカワ・ミステリ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房/
発売年月日 1996/09/15
JAN 9784150707293

標的

¥220

商品レビュー

4.3

6件のお客様レビュー

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2010/05/28

作家としてスタートし…

作家としてスタートしたサヴァイヴァルの専門家ケンドルは、調教師トレメインの伝記執筆のため彼の厩舎に赴く。だが到着早々、行方不明だった女性厩務員の他殺体が発見され、やがてケンドル自身にも犯人の魔手が…。

文庫OFF

2023/12/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

競馬シリーズ29作目。 この競馬シリーズの面白さのひとつは、 何かのできごとによって(殺人とは限らない)、 人生が変わっていく瞬間を目撃できることだろう。 今回の主人公ジョンは旅行社に勤めていて、 サバイバルの技術が必要になるよう名旅行を手配していたが、 衝動的に仕事を辞めて作家を目指していた。 当然お金はなく、友人のおばの屋根裏部屋に格安で住まわせてもらっていたが、 セントラル・ヒーティングがきかなくなって家を閉めることになり、 いたしかたなく、ある調教師の伝記を書くことを引き受けることにする。 賄いつきで屋敷に泊めてもらえるので。 といっても賄いは冷凍ピザのことだったらしく、 ジョンがトーストを焼いたり、料理をすることになってしまうが。 調教師の第一印象は良くなかったし、 バス乗り場で待っていた出迎えの車内の雰囲気は険悪で、 なにをもめているのかわからないところからはじまり、 ジョンがサヴァイヴァルの技術を生かして、 自動車事故から皆を救い、 調教師の家族になじんでいく過程が心温まる。 とくに、調教師の若い息子とその友人にサヴァイヴァルを教え、 自信をつけさせ、今の生活の幸せを学ぶのを助けたのは、良かった。 全体的に、 ジョンが調教師家族と過ごす「緩」の部分と、 危機的状況に陥る「急」の部分が絶妙なバランスで配分されていて、 とても面白かった。 謎解きについては、 最初から妻に対する過剰な独占欲を示していた夫が、 怪しい、というか不自然さがあって、 これは作者の意図があるんだろうな、と思っていたら案の定だった。 ジョンにはアマチュア騎手にでもなって、 このまま屋敷に留まってほしかったが、 どうも孤独な作家生活にもどるようだ。 残念。

Posted by ブクログ

2019/11/28

2019/11/28読了。作家。サヴァイヴァルの専門家 ジョンケンドルが主人公。サヴァイヴァルを地で行く描写は緻密で迫力満点。すっかりディックフランシスにハマりました。

Posted by ブクログ

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