島津義弘 関ヶ原・敵中突破の豪勇 PHP文庫

加野厚志(著者)

• 販売会社／発売会社: PHP研究所/
• 発売年月日: 1996/12/16
• JAN: 9784569569659

商品レビュー

2010/05/28

関ヶ原ではわずか15…

[文庫ＯＦＦ]

関ヶ原ではわずか1500余りの兵力だったが、負けが決まった後に、それも敵の中央を突破。全滅に近い犠牲をはらいながら、島津義弘は薩摩に帰還する。その薩摩武士のすごさを見た気がする。

2020/10/31

関が原の戦いを中心として、途中に過去の回想が入るのだが、あまりにも頻繁なため、話がわかりづらくなっている。

また、石田三成や徳川家康を小物として描き過ぎて、かえって、「小物に振り回される義弘」として、主人公の立場がない。

あと、吉川元春、元長が戦死したことになっているが、小説とはいえ創作が過ぎるだろう。

2017/06/11

以前、あるテレビで大河ドラマにする歴史上の人物として名前が挙がったことで興味を持ち、読み始めました。
関ヶ原の戦いで敗北となったからには、いかに敵から離れて逃げるのかを考えるところですが、それを敵中突破するなどという考えもつかない方法で領地まで戻るという、まさに「戦いの鬼」の名にふさわしい豪勇です。
しかも、家臣からの信頼も厚く、敵中突破するために、影武者が次々と名乗り上げるようなこともありました。
ぜひ、大河ドラマ化になることを待ち望んでいます。