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徳川慶喜家の子ども部屋
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徳川慶喜家の子ども部屋

榊原喜佐子(著者)

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徳川慶喜家の子ども部屋

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 草思社/
発売年月日 1996/11/27
JAN 9784794207326

徳川慶喜家の子ども部屋

¥220

商品レビュー

4.2

8件のお客様レビュー

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2020/10/17

徳川慶喜の孫が書いた自伝。 最初の 小石川・第六天町 徳川慶喜邸見取り図 がとてもよい。 こういう地図が大好きだ。 これを見返しながら、読み進める。 ◯からからと、からを一枚読むほどに、お手つき申すな、取られ申すな p23 ☆お正月には、やはり百人一首をしていたらしい。一年生...

徳川慶喜の孫が書いた自伝。 最初の 小石川・第六天町 徳川慶喜邸見取り図 がとてもよい。 こういう地図が大好きだ。 これを見返しながら、読み進める。 ◯からからと、からを一枚読むほどに、お手つき申すな、取られ申すな p23 ☆お正月には、やはり百人一首をしていたらしい。一年生から一枚札を自分の前に置き、それだけは絶対取る、というところから始めたというのだから、今と変わりがなくて嬉しくなる。 空札には、君が代を読むこともあったそうだ。私も初めて聞いた時は、え!!!となったが、この記述を見ると、昔は案外自然なことだったのかもと思えてくる。 この激動の時代、生きていくだけてすごいとしか言いようがないが、まさにこの方の幼少期は「お姫様の時代」だったのだろう。 後になると、戦争色が強くなっていく。 ◯夫は、軍の機密をこまごま写して政治家や重臣方(近衛文麿公、木戸幸一内府、松平康昌式部長官等)に、もう日本には物資がありません、と説き回っていたのだ。 p241 ☆日本は一枚岩ではなかった。軍は、戦争を続けたい。国民は、そうでもなかったのかもしれない。言えない状況であったから、言わなかっただけで。 志ある人は、日本のことを考え、戦争を終わらせようと動く。しかし、不穏な動きは、たとえそれが本当のことだったとしても、力で封じ込められる。 政治も内閣も、軍が動かないと作れない仕組みになっていたから、いいなりになってしまっていたのか。

Posted by ブクログ

2013/06/01

美しい文章である。「お-」つき言葉が嫌味にならない敬語、かと思うと廊下を走り回り、木登りをし、すり傷をこさえるおてんばで、面白くもあり、ときにその人の目を通して映るものの姿に思わず涙を覚える。稀有な本である。

Posted by ブクログ

2012/12/25

徳川慶喜のお孫さんの少女時代〜戦後までの回想録。以前読んだ徳川宗家の方の本にチラッと引用されていたので興味を持って読んだのですが、こちらはより貴族的な印象。過去の日記の絵や写真などもあって面白かったです。木登りして笑顔で写ってる写真が好き。

Posted by ブクログ

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