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大江戸の春
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館/ |
発売年月日 | 1996/12/10 |
JAN | 9784096260586 |
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大江戸の春
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西山松之助さんは、家元制度の研究とか「江戸学」のパイオニアとして知られている。 この本は、東京新聞に掲載された随筆で、記者の人の協力もあり、非常に読みやすく、江戸文化と江戸っ子の粋に触れられる。 絵暦、「うそ替え」、初鰹、祭り、変化朝顔、出開帳、吉原、浮世絵等々バラエティに富んで...
西山松之助さんは、家元制度の研究とか「江戸学」のパイオニアとして知られている。 この本は、東京新聞に掲載された随筆で、記者の人の協力もあり、非常に読みやすく、江戸文化と江戸っ子の粋に触れられる。 絵暦、「うそ替え」、初鰹、祭り、変化朝顔、出開帳、吉原、浮世絵等々バラエティに富んでいて楽しい。上野の花見は完全に鳴り物禁止ではなかったそうで、認識を改めた。新宿の太宗寺に大きなお地蔵さんがある。夏目漱石が子どもの時登って遊んだことがある。この大きなお地蔵さんは江戸時代、地蔵坊正元という人が、病で死ぬ寸前まで行ってあたが、両親がお地蔵さまに一心に祈って助かった。そのことで江戸の6つの街道にお地蔵さんを造ろうと発起し、町を歩いて寄付を集め、六地蔵を造った。 太宗寺のお地蔵さんもその一つで、甲州街道の守りだ。ここまでは、近くに建てられている案内板などで知っているが、最後のお地蔵さんを造ったとき、地蔵坊正元は、どこかに行って、消えてしまったのは知らなかった。この正元さん行動の思いを、西山さんは暖かく書いている。
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