絆 カドカワノベルズ

アンソロジー(著者), 篠田節子(著者), 小池真理子(著者), 瀬名秀明(著者), 小林泰三(著者), 鈴木光司(著者), 坂東真砂子(著者)

• 内容紹介: 内容:生きがい 小池真理子著. ナイトダイビング 鈴木光司著. 小羊 篠田節子著. 白い過去 坂東真砂子著. 兆 小林泰三著. Gene 瀬名秀明著
• 販売会社／発売会社: 角川書店/
• 発売年月日: 1996/08/25
• JAN: 9784047850071

商品レビュー

2010/05/28

アンソロジー。この中…

[文庫ＯＦＦ]

アンソロジー。この中では小池真理子の短編が好きです。

2014/06/23

６人の作家の短編集
瀬名秀明　Gene　悪魔の遺伝子を解析するゲーム　
坂東真砂子　白い過去　交通事故で死んだ元カレの留守電メッセージ　友人であった今の夫の殺人だった
小林泰三　兆（きざし）女子中学生の自殺　その幽霊につきまとわれる
鈴木光司　　ナイトダイビング　
小池真理子　　生きがい　事故で夫と息子を失った妻が実は夫だった　
篠田節子 　子羊　　神の子と呼ばれ隔離されて育てられた子供たちは、移植の臓器提供のためだけに生まれた子供

2012/10/02

楽しみにしていた短編集。

　たぶん既読の秀作「生きがい（小池真理子）」からはじまり、少し叙情的に過ぎておもしろくない 「ナイトダイビング（鈴木光司）」が続き、 もしかしたら本書一番の出来とも言えるクローン臓器もの「小羊（篠田節子）」 に少し驚いて、ホラーというかなんというか「白い過去（坂東真砂子）」で一服。

　 期待のふたつは気合いを入れて読むことにする。まずは、「兆（小林泰三）」 。確かにあっと驚くオチなんだが、凝りすぎてわかりにくい。読み手が酔っぱらいだったからかなぁ～。

　最大の期待作品「Ｇｅｎｅ（瀬名秀明）」は、粗いし読み手を選ぶと思ったが、私にはフィット。おもしろい。逆転の発想が小気味良い。ただし、小説としては駄作なんだろうな。実験的な作品だろうか。