代表作時代小説(42(平成8年度))

日本文芸家協会(編者)

• 内容紹介: 内容:梅の咲くころ 伊藤桂一著. ほか25編 付:既刊(26～41巻)収録内容
• 販売会社／発売会社: 光風社出版/
• 発売年月日: 1996/05/30
• JAN: 9784875198574

商品レビュー

2023/12/02

1996（平成8）年発行、光風社出版の単行本。26編。宮城谷昌光『指』既読。それなりに名作であるとは思うのですが、ここみ乗るような作品だったのだろうか。この年発表された他の作品が分からないので何ともいえないですが。清水義範『山から都へ来た将軍』純朴な木曽義仲。いくら田舎者でも、純朴を通り越している気がする。政治力がなかったのは事実で、都に入ってからは周りに対処する能力がなかったのだろうけれど。この小説ぐらい純朴だったら逆に救いがあるような気もする。

収録作：『梅の咲くころ』伊藤桂一、『暗殺者』黒岩重吾、『通夜の客』沢田ふじ子、『形見おくり』高橋義夫、『捨て子稲荷』半村良、『慧能』水上勉、『指』宮城谷昌光、『恋文道中』村上元三、『血税一揆』津本陽、『雪女郎』皆川博子、『伏刃記』早乙女貢、『秘剣浮鳥』戸部新十郎、『和佐大八郎の妻』大路和子、『こはだの鮓』北原亜以子、『落花一輪の剣』佐江衆一、『一字三星紋の流れ旗』新宮正春、『つくも髪』杉本苑子、『菅沼十郎兵衛の母』安西篤子、『山から都へ来た将軍』清水義範、『白魚橋の仇討』山本周五郎、

収録作（続き）：『おちょくり屋お紺』神坂次郎、『カペレン海峡の絵馬』古川薫、『犠牛の詩』赤瀬川隼、『色仕掛け』梅本育子、『おんな舟』白石一郎、『吉川治部少輔元春』南条範夫、他：「まえがき」早乙女貢、「あとがき」磯貝勝太郎、