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警視庁捜査一課南平班 講談社文庫警視庁捜査一課南平班
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警視庁捜査一課南平班 講談社文庫警視庁捜査一課南平班

鳥羽亮(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 1996/05/15
JAN 9784062632508

警視庁捜査一課南平班

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商品レビュー

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2017/02/26

「縄張り」という言葉から連想するのは、野生動物の餌場争いだったりヤクザの抗争だったりする。 しかし、実際のところはどうなのかわからないが、小説やドラマ・映画では警察の縄張り争いもかなり熾烈なものに描かれている。 警視庁と神奈川県警。管轄の違う場所で起きたふたつの事件。 警察のさま...

「縄張り」という言葉から連想するのは、野生動物の餌場争いだったりヤクザの抗争だったりする。 しかし、実際のところはどうなのかわからないが、小説やドラマ・映画では警察の縄張り争いもかなり熾烈なものに描かれている。 警視庁と神奈川県警。管轄の違う場所で起きたふたつの事件。 警察のさまざまな情報も、今ではデータベース化が進んでいることだろう。 しかし、すべての情報が共有されているとは限らない。 警察小説は映像化されやすいのか、印象に残っているドラマも多い。 チームとして動くことが当たり前の警察の捜査では、必然的に群像劇としてドラマが作られている。 個性豊かな捜査員同士のやりとりも見どころだったりもする。 南平班は個性的な捜査員がそろっているが、いわゆる強烈な個性をまき散らすような派手な捜査員はいない。 集団でこつこつと地道な捜査を進め、事件を解決に導いていく。 華やかさもないしスーパーヒーローもいない。 でも、同シリーズの他の作品も読んで見たくなる。 そんな「渋め」な作品だった。 南部が一人息子を亡くした過去も描かれている。 それは、犯罪者を異常に憎み、凶悪犯は徹底的に追い詰める「鬼の南部」が誕生したきっかけでもあった。 シリーズ化しているため、次なる南部の活躍をもっと追いかけてみようと思う。

Posted by ブクログ

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