![身ぶりとしぐさの人類学 身体がしめす社会の記憶 中公新書](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001236/0012366723LL.jpg)
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身ぶりとしぐさの人類学 身体がしめす社会の記憶 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論社/ |
発売年月日 | 1996/07/25 |
JAN | 9784121013118 |
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身ぶりとしぐさの人類学
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商品レビュー
2.8
10件のお客様レビュー
身体の動きが社会を反映するとすれば、「社会」を「言語」に置き換えると、どうなるだろう? 「身体の動き」が「言語」を左右するのか?「言語」が「身体の動き」を左右するのか?…否、どちらもありか? 色々考えるうち、だんだんと哲学的な問いになってきました。
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中公新書の割に軽くて読みやすい。ただ、何かのコラムを集めて書籍化したものなのだろうかと思うほど、とりとめがない印象を受けた。とはいえ、人類学や民俗学に疎くても、身ぶりの文化的な価値は概観できる。 本書の内容を記憶を頼りにまとめると以下のとおりである(ほかにも色々書いてあるのだが...
中公新書の割に軽くて読みやすい。ただ、何かのコラムを集めて書籍化したものなのだろうかと思うほど、とりとめがない印象を受けた。とはいえ、人類学や民俗学に疎くても、身ぶりの文化的な価値は概観できる。 本書の内容を記憶を頼りにまとめると以下のとおりである(ほかにも色々書いてあるのだが、散漫としてまとめがたい)。 ・身ぶりやしぐさは身体伝承であり、古今東西で多様な変化に富む。身ぶりや表情は他者に向けたディスプレイであり、それぞれの文化の文脈をもとに他者のディスプレイを読みとる必要がる。 ・身ぶりは挨拶のように教えられるもののほか、模倣により無意識に習得されるものがある。自分の顔も分からない赤ん坊も親の表情を真似る。自分の表情筋の感覚や気分と相手の表情を結び付け、模倣する力は人間の生得的な能力と思われる。 ・おそらく子どもの模倣動作は主体が客体をまねるのではなく、主客未分離の存在が身体という相互の場で共振しているのだろう。子どもに限らず、人間は無意識の相互模倣をして社会と「わたし」を作っている。 身ぶりが身体伝承というのは「そりゃそうでしょうね」という感じで特に目新しさはないけれど、延々と紹介される具体例は著者の見聞や昔のエチケット指南本などが参考にされており、いちいち面白かった。女性の立小便や紳士の帽子の扱い、ピースサインの歴史など、誰かに話したくなるような小話がたくさん入っている。 また、言語表現と比較し、身体表現ははるかに身体的な制約を受けるものだということがよくわかった。「10進法を使うのは指が10本だから」というのも何かで読んだことがある。気が付かないだけで、実は身体的な条件からくる発想や概念はたくさんあるのだと思う。 本書に出てきたわけではないが、熱い鍋に触ったときなどに「アチチ」と言って耳たぶを触る(耳たぶは冷たいので、火傷を冷やすという目的らしい)という仕草が数十年前まであった気がするのだけど、今は誰もしていないことにに思い至った。すぐに廃れてしまう仕草とお辞儀のように根強く残る仕草と何が違うのだろうか。次はそんなことを研究した人の本が読んでみたいと思った。 また、手話に一切言及がないが、身ぶり文化の中で、手話がどのような位置づけなのかも気になった。
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面白かった。男女の涙について、歩き方、意識できる距離など(日本人は前しか意識できないから後ろの気遣いができない)笑い方の男女の差など。
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