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カードミステリー 失われた魔法の島
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 徳間書店/ |
発売年月日 | 1996/03/31 |
JAN | 9784198604493 |
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商品レビュー
4.6
51件のお客様レビュー
哲学の入門書として有名な『ソフィーの世界』の作家が、ソフィーの前に書いた作品だそう、全然知りませんでしたが作家名であれ?と気づいて借りてきました。ソフィーは10代で読んで30代の頃に再読して、独特の世界観と終盤で混沌とした夢の中のようなカオスになるところ、ソクラテス、アリストテレ...
哲学の入門書として有名な『ソフィーの世界』の作家が、ソフィーの前に書いた作品だそう、全然知りませんでしたが作家名であれ?と気づいて借りてきました。ソフィーは10代で読んで30代の頃に再読して、独特の世界観と終盤で混沌とした夢の中のようなカオスになるところ、ソクラテス、アリストテレス、プラトンなど、とっつきにくい哲学の巨人たちのことが無理なく学べたこと(詳細はすぐ忘れてしまうものの)、などが大好きだったのでこの作品も期待して読んだのですが、大変面白かったです。ソフィーが経験した冒険が内面的な思考の世界だったのに対し、こちらの主人公ハンス・トマス少年は実際に8年間離れて暮らしている母親を訪ねて父親と二人でヨーロッパを旅していきます。想像もしていなかった不思議な物語が展開して、ぐいぐいと引き込まれてゆきました。マトリョーシカのように物語が入れ子になっていて入り込むまでややこしいのですが、ゴルデルさんもその点について自覚があったらしく、作中の語り手に良いタイミングでそのあたりをざっくばらんに説明させていたりして、いろんな仕掛けがありつつも読者を置いてけぼりにしないような心配りもあって、助かりました。物語の中に別の物語が進行しているので、キャサリン・ネヴィルの小説『8(エイト)』を思い出したりしました。いつか、この作品とソフィーを続けて読んでみたいです。
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友人に勧められて手に取った(こういう広がり…新しい世界が拡がっていくような感覚がたまらなく嬉しい) あっという間にストーリーに引き込まれる 少年が手に入れた「本」の世界と 現実の世界が 同時に…進んでいく。どちらの世界が本当なのか… 「トランプ」のカードとともにストーリーが...
友人に勧められて手に取った(こういう広がり…新しい世界が拡がっていくような感覚がたまらなく嬉しい) あっという間にストーリーに引き込まれる 少年が手に入れた「本」の世界と 現実の世界が 同時に…進んでいく。どちらの世界が本当なのか… 「トランプ」のカードとともにストーリーが進んでいく ちょっと魔法にかかったような… 読んでいる私は年齢的には「大人」なんだけど 子どもになれるような… 時間を忘れて読み進めた1冊 ファンタジーのようで哲学書のようでもあって 読み返すたびに新しい発見がありそうな予感がする 願わくばそういう時間をたっぷりと持てる状態でありたいな~って思うこの頃 時間を作って本を手にとる 物語の世界に没頭できるって 幸せなことだったんだということを 改めて思い出させてもらった気がする
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「ソフィーの世界」の前年にゴルデルが書いたもうひとつの傑作。何十年も放置していたが読んでみた。テーマは自分という存在は何か、この世界、生命はどこから来たのかというソフィーの世界と同じテーマだ。話はハンス・トマス少年と哲学な父さんと2人で8年前に家出したお母さんを探しにアテネまで行...
「ソフィーの世界」の前年にゴルデルが書いたもうひとつの傑作。何十年も放置していたが読んでみた。テーマは自分という存在は何か、この世界、生命はどこから来たのかというソフィーの世界と同じテーマだ。話はハンス・トマス少年と哲学な父さんと2人で8年前に家出したお母さんを探しにアテネまで行く話だ。その途中で小人にルーペをもらい、パン屋のおじいさんにもらった丸パンの中から出てきた魔法の豆本を読むと…!すべてのことは脳内で起きている、肉体は滅んでもイデアは残るということを伝えている。作者の意図は考えるという哲学的行為を子供でも読みやすいファンタジー仕立てで書き上げている。更に面白い!子供から大人までおススメする
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