1,800円以上の注文で送料無料

白昼堂々 文庫コレクション大衆文学館
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

白昼堂々 文庫コレクション大衆文学館

結城昌治(著者)

追加する に追加する

白昼堂々 文庫コレクション大衆文学館

定価 ¥897

440 定価より457円(50%)おトク

獲得ポイント4P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 1996/03/20
JAN 9784062620406

白昼堂々

¥440

商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2012/04/10

集団ドロボー業はじめました、 こんな感じの作品ですね。 割のいい仕事がこれ、といっている時点で なにやら胡散臭さ満載ですが。 何より面白いのは 悪人ながら、きちんと栄光、墜落 そして完全陥落まで書かれていること。 特に一発逆転劇のところは目を見張ることでしょう。 ただし、結末は...

集団ドロボー業はじめました、 こんな感じの作品ですね。 割のいい仕事がこれ、といっている時点で なにやら胡散臭さ満載ですが。 何より面白いのは 悪人ながら、きちんと栄光、墜落 そして完全陥落まで書かれていること。 特に一発逆転劇のところは目を見張ることでしょう。 ただし、結末は、予想通りなのだ。 ある意味悪い奴らだけれども 一番人間の欲に正直に生き、 散っていった気がします。

Posted by ブクログ

2009/06/04

「あんな暮らしは人間の暮らしじゃない。ネズミだってもっとましに生きている」 「あたりまえだ」 「しかし、おれが彼らを更生させるにはたった一つの方法しかなかった。度胸があって手先の器用そうなのを選び、それでまずケッパーの買い方から教えた」  スリの専門用語で、ズボンの尻ポケットをケ...

「あんな暮らしは人間の暮らしじゃない。ネズミだってもっとましに生きている」 「あたりまえだ」 「しかし、おれが彼らを更生させるにはたった一つの方法しかなかった。度胸があって手先の器用そうなのを選び、それでまずケッパーの買い方から教えた」  スリの専門用語で、ズボンの尻ポケットをケッパー、同じく横ポケットをテッポーという。上着の内ポケットが内パーで、外ポケットなら外パーである。そしてスり取ることを買うと称し、初心者は平場(交通機関以外の雑踏する場所)でこの技術をおぼえ、やがて練達して箱師となる。  勝次自身は箱師として知られ、仲間うちの評判だけではなく、かつては警視庁スリ係の刑事たちの間でもその技術を高く評価されていた。 「うまくいったのか」  銀三は話の先をうながした。 「うまくいきすぎた」  勝次は憮然と答えた。 (本文p28-29)

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品