シャイな男は損をする

ブライアン・G.ギルマーティン(著者), 紫崎浩太郎(訳者)

• 販売会社／発売会社: 読売新聞社/
• 発売年月日: 1996/04/15
• JAN: 9784643960402

商品レビュー

2014/10/15

『シャイマン・シンドローム』の著者 ギルマーティン先生が日本人のために執筆された解説書。
　シャイな男はもてない、結婚できない、学業に劣る、ハンサムでない、就職に不利、社会的・経済的ステイタスが低い、不健康、 などと散々な書かれ様です。
　シャイマンを自覚する読者にとって非常に辛い指摘なのですが、それではシャイマンを克服するための方法についてはどうか。
　第5、6章にそれらしきことも書かれているのですが、結局は、著者が開発されたシャイマン克服プログラムを受講して下さい、ということです。
　実は本書の訳者は、シャイマン克服プログラムを導入した結婚紹介会社の企画広報室長ということで、本書はこのプログラムの宣伝用書籍なのだった。
　それで、本書にはシャイマン克服プログラムでやることなどの説明も書かれています。
　男性受講者6人が1クラスとなって、女性セラピストを相手にサイコドラマ演習、デート実習、ディスカッションなど。

　私はシャイだからそんなプログラム受ける自信がない。
　本当にシャイな人は受けられるのでしょうか。
　特に、他の5人にどう見られるのかが気になります。
　せめて個人レッスン形式にして欲しいと思います。

……それで、このシャイマン克服プログラム、検索してみたのですが、現在はどうやら消滅したようです。

　あと、星座とシャイマンについて。牡羊座を１、牡牛座を２、……と順番に番号をつけていくと、奇数ナンバーは外向性、偶数ナンバーは内向性が高い傾向にある、というロンドン大学の心理学者アイゼンクの説が紹介されています。
　私は奇数の星座ですが重度のシャイマンだから当てにならない説であります。
　　http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20141014/p1