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殺す人形 ハヤカワ・ミステリ文庫
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殺す人形 ハヤカワ・ミステリ文庫

ルース・レンデル(著者), 青木久恵(訳者)

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殺す人形 ハヤカワ・ミステリ文庫

定価 ¥598

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房/
発売年月日 1996/02/29
JAN 9784151700026

殺す人形

¥220

商品レビュー

3

5件のお客様レビュー

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2010/05/28

家族の絆に亀裂を入れ…

家族の絆に亀裂を入れた継母に罰を与えるため、ドリーは弟と魔術で呪いをかける。直後、継母に恐ろしい災難がふりかかるが、やがてドリーにも無慈悲な運命の刃が。異常心理を極限まで追究した傑作サイコ・スリラー。

文庫OFF

2021/01/12

16歳の誕生日を迎えた日、パップは悪魔に魂を売った、と始まる。一体何事かと思うと、思うように伸びない身長を伸ばすための魔術なのだ。なーんだと思うが、病気で入院中の母を見舞いに行かない父、顔にあざのある23歳の姉ドリー。ドリーは16歳で学校をやめ家で裁縫をするよう母に方向づけられて...

16歳の誕生日を迎えた日、パップは悪魔に魂を売った、と始まる。一体何事かと思うと、思うように伸びない身長を伸ばすための魔術なのだ。なーんだと思うが、病気で入院中の母を見舞いに行かない父、顔にあざのある23歳の姉ドリー。ドリーは16歳で学校をやめ家で裁縫をするよう母に方向づけられている。うーん、何やら軋みがあるな、と感じる。 母が死んだことで、その軋みがだんだん大きくなり、点として散らばっていた人物がからまり、最後の悲劇に進んで行く。 父は隣人の娘マイラと再婚する。弟パップは父のタイプライター販売の仕事に能力を見せる。一方ドリーは母の死で一層内にこもるようになる。もうひとりIRAの爆破被害で内にこもり狂気になってゆく男ディアミットが登場する。途中からきっとディアミットが最後の悲劇のカギだろうなあと予感はする。 顔のあざ、爆破被害、これらで二人は狂気の中に陥った。だが一番タガがはずれているのは父親ではないか?と感じた。ひとり弟が仕事をよくやってるのが救いだ。しかし極端な性格と状況が示されているが、片鱗は自分でも感じることはあり、隅に追いやりなんとか人生を生きてきているのでは?という気になる。 ヒッチコックあたりが映画にしたらおもしろいかも、と思った。もう死んじゃってるけど。 書かれたのが1984年、最初タイプライターの販売店で、ワープロが出た時期だなあと思ったら、ワープロを扱うべく弟は講習会に行く、などという場面があった。 1984発表 1996.2.29初版 図書館

Posted by ブクログ

2018/12/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

レンデルにしては珍しく整然さを欠いている。 ストーリー展開は確かに従来の作品群同様、全く読めないのだが、今回はそれが読書の牽引力になっていない。昔から失語症など些細なハンディキャップを素材にして普段到底あり得ないような事態を丹念に心理描写を重ねることで絶大な説得力を持って読書を引っ張ってきたのだが、今回はあまりに魔術や心霊に寄りかかってしまったため、今一歩説得力に欠け、ノレなかった。 期待というより心配された結末は、自閉症的な人間と夢遊病的な人間が回り道の末、出遭うというチープなものだった。

Posted by ブクログ

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