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勝海舟の嫁 クララの明治日記(上) 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論社 |
発売年月日 | 1996/05/18 |
JAN | 9784122026001 |
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勝海舟の嫁 クララの明治日記(上)
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勝海舟の嫁 クララの明治日記(上)
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
すごい面白かった。なんで絶版なんだろう、もっと読まれていいのになー。 有名人がばんばん出てきて、人柄が伺いしれて興味深い。 明治時代のお雇い外国人一家の暮らし、日本人の暮らしぶりがいきいきと描写されていて、もちろん上流の生活なので庶民とはかけ離れてるんだろうけど。この140年で...
すごい面白かった。なんで絶版なんだろう、もっと読まれていいのになー。 有名人がばんばん出てきて、人柄が伺いしれて興味深い。 明治時代のお雇い外国人一家の暮らし、日本人の暮らしぶりがいきいきと描写されていて、もちろん上流の生活なので庶民とはかけ離れてるんだろうけど。この140年で失ったもの、変わらないものに思いを馳せたり。 当時のキリスト教の押し付けがましさはすさまじいな、普通に人がばたばた死ぬんだな、女性の生活が全然違うな、とはいえだいぶ変わったけどまだ男女平等には程遠いな(平等が何でそれがいいのかどうかはあるけど)、観光名所がけっこう一緒だな、男性との会話やときめきをちょっと浮かれて書いちゃう少女っぽさに親近感、などなど。 肝心の、梅太郎とどうしてくっついたん! ってとこがないのが惜しいけど、黒歴史で処分したのかな‥ ドラマ化とかしても面白そう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
札幌の図書館には文庫版がなかったので、実際には昭和51年に発行された単行本で読みました。(Amazonに画像もなかったし) 上巻では明治8年8月から11年7月までの日記を掲載。 15歳の少女が、明治政府の高官と親しく付き合い、明治天皇や徳川家達を晩餐会に招待したりされたりの付き合いを行うというところに、明治時代の日本の立場の低さが伺われる。 15歳とはいえ、日本人に英語やオルガンやキリスト教を教えるという立場から、少女らしい生真面目さを持ちつつも、大人の男性に対しても気後れしていない強さがある。 そして、将来作家になりたいというだけあって、描写が実に詳細で、見たものすべてを覚えていて書き写しているかのよう。 ただ、文化の違いもあるとは思うが、すべての財産を処分して日本に来たら、準備万端お迎えすると約束した森有礼が何も準備をしてくれていなかったので、すぐに困窮することになったと書いている割には、しょっちゅうランチやディナーにお客を呼び、プレゼントを贈り、そのためのショッピングに出かけている姿は、全然困窮とは思えず、なんだかなあ…と。 アメリカ公使のビンガム、イギリス公使のパークス、ヘボン式ローマ字のヘボンなどと親しく付き合い、かのイザベラ・バードとも面識がある。 日本人では、後に舅となる勝海舟、彼らを招聘した森有礼のほか、福沢諭吉、大鳥圭介、大久保一翁、大山巌、新島襄、津田仙(津田梅子の父)などの名前が見える。 公開を前提に書いている日記ではないので、独断や偏見ももちろんある。 日本人男性と結婚したイギリス女性について、自分のようなアングロ・サクソンがモンゴル人と結婚したら…と考えるだけで胸が悪くなる、とか、ラブレターをくれた日本人のことを、私が猿を好きになるわけないのになどと、悪気なく書いていた彼女が、後に日本人(勝海舟の三男)と結婚するなんて、よほど梅太郎がいい男だったのか、日本人に対する認識を改めたのか。 大久保利通暗殺の日の日記では、西南戦争は大久保と西郷の個人的な諍いが発展したものと書いていて、当時すでにそのような認識があったことに驚く。 だって西郷隆盛はこの後もしばらく『国賊』として、天皇に弓引いたものとして歴史から抹殺されていた筈なので。 そして明治も10年たって、なぜか江戸幕府の人気が復活していることも書かれていて、いろいろと目からウロコ。
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明治初期来日したアメリカ娘クララの東京、横浜の暮らし。 「この未開の人たちにキリストのすばらしさを教えなければ」 とかいってクリスマス会を開いたりしてます。でも 日本のキツネが化かす話を信じたりします。 で、結局勝海舟の息子の子供産みます。
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