メランコリア

村上龍(著者)

• 販売会社／発売会社: 集英社
• 発売年月日: 1996/05/22
• JAN: 9784087741940

商品レビュー

2007/12/09

2007年12月8日読了。異色の経歴を持つヤザキ、という男の語りが大部分を占める、不可思議な小説。ヤザキ氏は村上龍の他の作品と共通する登場人物だが、この本のメインテーマはタイトルにあるとおり「憂鬱」であるようだ。人生への達観？絶望？がメランコリアなのか。よく分からん。ただ、ラストは今まで読んだ村上龍作品の中でもひときわ印象的。こういう後味・余韻は結構好きだな。

2006/06/16

村上龍さんを初めて読んだ作品。そして、僕が初めてちゃんと読んだ小説。アメリカの図書館で発見したんだっけ。あの時はビックリしたな〜。なんかこの小説には魔力があった。
そもそも「人間」というものの魔力について考えさせられた。
現時点でも、トップの作品。

2005/08/29

村上龍小説マイベスト３第1位は今も揺るがない。ヤザキの「憂鬱」に引き込まれる快感は、他の村上龍の小説でも味わうことができない。