- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 文庫
湾岸の敵(下) 創元ノヴェルズ
定価 ¥748
110円 定価より638円(85%)おトク
獲得ポイント1P
在庫わずか ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
11/21(木)~11/26(火)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社/ |
発売年月日 | 1996/01/19 |
JAN | 9784488801137 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
11/21(木)~11/26(火)
- 書籍
- 文庫
湾岸の敵(下)
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
湾岸の敵(下)
¥110
在庫わずか
ご注文はお早めに
商品レビュー
3
1件のお客様レビュー
軍用艦の乗組員のサブストーリーなども手を抜かずに書かれていたので、次第にページが多くなったと思う。とにかく前2作とは格段の進歩の出来であったことは記憶に残っている。専門分野を扱ったせいか、水を得た魚のようにディテールが細かくなるに連れ、人物造形も増してきた。確か本書だったと思うが...
軍用艦の乗組員のサブストーリーなども手を抜かずに書かれていたので、次第にページが多くなったと思う。とにかく前2作とは格段の進歩の出来であったことは記憶に残っている。専門分野を扱ったせいか、水を得た魚のようにディテールが細かくなるに連れ、人物造形も増してきた。確か本書だったと思うが、変わった書き方をしていた。それは三人称叙述ながらある人物の視点を中心に物語が進行するのだが、次の章になるとこれがまた他の登場人物の中心視点に変わるという書き方だった。これだけ聞くと、物語の視点が統一されずに読みにくいのではないかと思われるが、そうではなく、例えば、その人物がある部屋に入って誰かと話していたとしよう。そこに新たに入ってきた人物でその章が終る。そして次の章ではその新たに入ってきた人物の視点で物語が進行するといった具合に、案外場面展開がスムーズだったような記憶がある。またこれが他の人から見た当の人物の印象なども判り、なかなか面白い話運びだなと思った。この手法で物語が進行すると、脇役のキャラクターの心情にも踏み込むことになるから自然、それぞれの人物像にも厚みが出てくる。だから本作を読んだ時は、これからこの作家は伸びてくるのではと思わせる期待感をもたらしてくれたが、そうは簡単には行かなかったのだった。
Posted by