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聖なる場所の記憶 日本という身体 講談社学術文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 1996/02/10 |
JAN | 9784061592179 |
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聖なる場所の記憶
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読むのが非常につらい本でしたね。 融合させてはいけない組み合わせが組み合わさって 大変危険なものになってしまったぜ。 もうこうなった場合は 気になる点だけ読みましたけれどもね。 花崗岩という代物の不思議とかね。 それと国学を批判したある人物は なぜにそう至ったのかとね。 カオスすぎる…
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『身体の宇宙誌』(1994年、講談社学術文庫)につづき、著者がさまざまな雑誌などに発表した論考をまとめた本です。 前半には、平田篤胤や折口信夫、あるいは鞍馬山の祭礼にかんする論考などで構成されています。後半は、本書のサブタイトルになっている「日本という身体」を題にもつ論考で、慈...
『身体の宇宙誌』(1994年、講談社学術文庫)につづき、著者がさまざまな雑誌などに発表した論考をまとめた本です。 前半には、平田篤胤や折口信夫、あるいは鞍馬山の祭礼にかんする論考などで構成されています。後半は、本書のサブタイトルになっている「日本という身体」を題にもつ論考で、慈円や吉田兼倶、あるいは江戸時代の国学や水戸学の思想を参照しながら、「日本」という地の宗教学的な観点からの意味づけがどのようなしかたでおこなわれてきたのかということをたどっています。 慈円の『愚管抄』についての考察は、興味深く読むことができました。保元の乱以降の日本を乱世と規定し、「血」と「地」の継承によってこれまで保たれてきたと主張して、それがもはやうしなわれてしまったと嘆く慈円の思考は、こうした秩序を支える「霊」へと向かい、「神国」思想へとつながっていることが明らかにされています。さらに著者は、そうした「神国」思想の「源」を求め、それを捏造することになった吉田兼倶に着目し、こうした彼の執念はいったいどのような考えにもとづいていたのかということを論じています。 著者の本を読んできた読者には問題がないのでしょうが、ブラヴァツキーやシュタイナーといった神秘主義者の教説を飛び石のように伝いながら展開されていく議論は、ついていけないというひともいるのではないかという気がします。
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