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妻よ、子どもたちよ、最後の祈り 昭和の遺書2 角川文庫
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妻よ、子どもたちよ、最後の祈り 昭和の遺書2 角川文庫

辺見じゅん(編者)

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妻よ、子どもたちよ、最後の祈り 昭和の遺書2 角川文庫

定価 ¥641

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/
発売年月日 1995/04/25
JAN 9784041475065

妻よ、子どもたちよ、最後の祈り

¥220

商品レビュー

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2010/05/28

悲しみを胸に秘め、今…

悲しみを胸に秘め、今を生きている人々。心のよすがである、夫や父親からの最後の手紙を全国から収集。愛する妻や子どもたちへ永遠の祈りを残し、異国の地で散って行った無名の兵士たちの故郷への恋文。

文庫OFF

2015/08/28

(2015.08.26読了)(2005.12.10購入) 「昭和の遺書」全三巻の二巻目です。日中戦争(満州事変・支那事変)、太平洋戦争(大東亜戦争)に狩り出された兵士たちの手紙や遺書を収録したものです。 妻や子供に宛てたものなので、第一巻の兵士たちの年齢層より少し上になります。2...

(2015.08.26読了)(2005.12.10購入) 「昭和の遺書」全三巻の二巻目です。日中戦争(満州事変・支那事変)、太平洋戦争(大東亜戦争)に狩り出された兵士たちの手紙や遺書を収録したものです。 妻や子供に宛てたものなので、第一巻の兵士たちの年齢層より少し上になります。20代の方もいますが、30代、40代の人が多いように思います。 第一巻に収録のものは、父や母に宛てたもので、10代、20代の方のものが多く、紋切り型で勇ましいものが多かったように思いますが、第二巻のものは、愛情あふれるものが、多々あったように思います。 年齢が若い方は、妻に自分が死んだら、他にいい人を見つけて、幸せになってくれるようにとお願いしているものがいくつかあります。30代、40代になると、子どもをしっかり育てること、親の面倒を見てくれることをお願いしているのもあります。 日本中がそうであったとはいえ、大変な時代があったということがわかります。 単行本の「昭和の遺書」が出版された後、「収容所から来た遺書」としてまとめられた山本幡男さんの遺書も収録されています。 【目次】 お前らと離れて(昭和12年~16年) 儚ない希望を夢みて(昭和17年~18年) まだ見ぬ吾子と(昭和19年) あたら幸福を逃す勿れ(昭和20年) 長生きしておくれ(昭和21年以降) 年表「昭和の大戦」 解説  吉本隆明 ●国の為(16頁) 出征した上からは国家の為一生懸命に尽す心算でありますから安心して呉れよ。 ●帰れる(20頁) 生きてれば後一、二年の中には帰れるだらうよ。気を長く持つ事より外仕方があるまい。 ●教師(23頁) 腹を立てるのなら子供でもする。叱るときは決して腹を立ててはいけない。 それから又、子供の心を全部抑へては、皆んな、人形になってしまふ。許せるところは許して、のばしてやらなければならない。 ●三つの大恩(154頁) 子は親に三つの大恩あり。此の世に出生せし恩、教育の恩、今日迄育ての恩。 ●ラジオ体操(157頁) お前も毎朝公園に行ってラジオ体操をやってゐるかな。体操のおぢさんに判を押して貫(貰)って来てゐるかな。 (ハンコをもらうというのは、戦中からあったのですね!) ●三度の戦争(185頁) 夫は召集・除隊を何度も繰り返し、満州事変、支那事変、大東亜戦争と三度の戦争を闘いました。 (硫黄島で35歳で亡くなりました。) ●天の摂理(210頁) 戦争などゝいふ天の摂理に反するものハ早く止めて欲しいものだ。 ●学問(253頁) 学問をしないと現代に於いては一生人間の下積みで終わらなければならない ●自決(280頁) 終戦直後に自決した軍人は五百人以上という ☆辺見じゅんさんの本(既読) 「収容所から来た遺書」辺見じゅん著、文芸春秋、1989.06.25 「昭和の遺書① 父へ、母へ、最後の手紙」辺見じゅん編、角川文庫、1995.04.25 「昭和の遺書―南の戦場から」辺見じゅん著、文藝春秋、2000.06.10 「戦場から届いた遺書」辺見じゅん著、NHK人間講座、2002.12.01 ☆関連図書(既読) 「特攻基地知覧」高木俊朗著、角川文庫、1973.07.30 「今日われ生きてあり」神坂次郎著、新潮文庫、1993.07.25 「特攻隊員の命の声が聞こえる」神坂次郎著、PHP文庫、2001.08.15 「「玉砕総指揮官」の絵手紙」栗林忠道著・吉田津由子編、小学館文庫、2002.04.01 「神を信ぜず―BC級戦犯の墓碑銘」岩川隆著、中公文庫、1978.10.10 「巣鴨プリズン13号鉄扉」上坂冬子著、新潮文庫、1984.07.25 (2015年8月28日・記) (「BOOK」データベースより)amazon 終わることのない悲しみを胸に秘め、今を生きている人々。心のよすがである、夫や父親からの最後の手紙を全国から収集。愛する妻や子どもたちへ永遠の祈りを残し、異国の地で散って行った無名の兵士たちの故郷への恋文。

Posted by ブクログ