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評伝 今西錦司 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 1995/06/15 |
JAN | 9784062630436 |
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評伝 今西錦司
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1995(底本1992)年刊。 日本の生物学に燦然と輝く足跡を残した今西錦司。ダーウィン進化論の向こうを張った(ただし英語での文献・論文刊行が少なく、欧米では余り知られていないと聞いたことがある。)研究者でもある。 そして彼のもとから、梅棹忠夫(生態学、民族学)、中尾左助(遺伝育種、栽培植物学)、川喜田二郎(文化人類、生態学的人文地理学)、伊谷純一郎(霊長類学)ら怱々たる人材が輩出されている。 本書は、燦然と輝く教え子を生み出した独特の研究スタイル(特に現地踏破の重視)、その足跡、そして、なにより今西氏の人物像を描写する。 今西は「変わるべくして変わる」というように進化を捉えていたとされるが、まさに遺伝進化学を先取りするような発言である。 確かに、分子進化学、ネオ・ダーウィニズムの進展や、そもそも今西流共生的進化論がダーウィニズムとの統合という方向性からみて、今西進化論をそのまま是とすることは難しいだろうが、反ダーウィニズムの論陣が、古典的ダーウィニズムの最盛期の主張であるということを考慮すれば、その慧眼には驚きを禁じえないところだ。
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