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追われる男 文春文庫
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追われる男 文春文庫

エルモア・レナード(著者), 高見浩(訳者)

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追われる男 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/
発売年月日 1995/06/10
JAN 9784167254117

追われる男

¥495

商品レビュー

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2010/05/28

ある日、情事にしけこ…

ある日、情事にしけこんだホテルで火事があり、人命救助に大活躍。本国の新聞にバッチリ写真が出たために、一転、追いつ追われつの日々が始まった。

文庫OFF

2017/05/04

本書も『ミスター・マジェスティック』同様、レナード初期の作品。本書も初期作品群の例に洩れず物語は非常にシンプル。 ある事情でアメリカからイスラエルに亡命していた男が3人の殺し屋から命を狙われ、逃亡しまくるお話。 まず舞台はイスラエルとレナード作品の中では異色である。 発表された...

本書も『ミスター・マジェスティック』同様、レナード初期の作品。本書も初期作品群の例に洩れず物語は非常にシンプル。 ある事情でアメリカからイスラエルに亡命していた男が3人の殺し屋から命を狙われ、逃亡しまくるお話。 まず舞台はイスラエルとレナード作品の中では異色である。 発表されたのは1977年であり、この頃ハリウッド映画で流行ったロード・ムーヴィー張りのカーアクションとガンファイトが盛り込まれて非常に派手。それゆえに今の作品には無い面白さを兼ね備えている。 特に今回は主人公デイヴィスがカッコよく、最後のセリフも見事決まる。 本当にアクション映画を観ているような作品である。 こういう作品こそ、レナードの真骨頂だと思うのだが、売れなかったからやっぱり捻った作品を書いてしまうのね。まあ、レナードに云わせりゃ、登場人物が勝手に動くだけなんだってことなんだけど。 こうやって一連のレナードの作品に対する私の評価を見てみると、世間の評判と必ずしも、いやほとんど一致していないことが解る。特に『このミス』のランキングとは全く違う。『このミス』では20位圏外に位置しているレナード作品の方が面白く読めた。 まあ、これらの作品を読んだのは20代半ばの頃だから、大人のウィットよりも痛快さ、明快さを求める傾向にあったのかもしれない。 しかしレナードの後年の作品を読んでも、途中はすごく面白いのに、最後の一捻りがどうも合わない。 だからといってレナード読まなくなることはないんだけど、この『追われる男』のシンプルさと痛快さを知っている私はこの頃の作風の方がやっぱり好みなのである。

Posted by ブクログ

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