ベノッツォ・ゴッツォリ イタリア・ルネサンスの巨匠たち12素描研究と色彩への関心12

クリスティーナアチディーニ・ルキナート(著者), 池上公平(訳者), 野村幸弘(訳者)

• 販売会社／発売会社: 東京書籍
• 発売年月日: 1995/02/24
• JAN: 9784487763627

商品レビュー

2013/09/28

この巻はゴッツオリ。先の巻で３人まとめられていたウッチェロと比べて、知名度では変わらないようにも思うが。ゴッツオリは１５世紀半ば～後半にかけて、主にトスカーナの各地に作品を残しているが、たしかに彼はもはやゴシックからは遠く、まさしくルネサンスの画家である。ヴァザーリの『芸術家列伝』などでは、やや辺境の画家扱いだが、彼の絵は時代の先端にあったと見るべきだろう。現在はモンテファルコやサン・ジミニャーノなどで彼の残した作品を見ることが出来るが、圧巻はフィレンツェのリッカルディ宮の東方三博士礼拝堂の壁画群だろう。