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人が歩んだ500万年の歴史(4) 文明へのとびら
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人が歩んだ500万年の歴史(4) 文明へのとびら

瀬戸口烈司(著者), 木村しゅうじ

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人が歩んだ500万年の歴史(4) 文明へのとびら

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/
発売年月日 1995/08/24
JAN 9784001153347

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2013/08/20

子供用の本だが、全くバカにできない。狩猟や農耕が始まってから都市国家ができるまでの流れを、実に簡潔に、分かりやすく書いてある。イラスト入りで56ページ。文明がどうやって開かれていったのか、まさに眼の開く思いで読ませてもらった。要点を挙げると、  ー東南アジアでは農耕の初めはバナナ...

子供用の本だが、全くバカにできない。狩猟や農耕が始まってから都市国家ができるまでの流れを、実に簡潔に、分かりやすく書いてある。イラスト入りで56ページ。文明がどうやって開かれていったのか、まさに眼の開く思いで読ませてもらった。要点を挙げると、  ー東南アジアでは農耕の初めはバナナや芋の株分けだった。熱帯雨林だったため。  ー一方、西アジアは土地が乾いており、麦などの穀物が中心となった。  ー西アジアの穀物の農耕が、灌漑技術および道具の発展を促した。  ー穀物は年に一度の収穫となるため、保管するという行為も伴うようになった。  ー生産能力と保管技術の向上により、余力が出ることで、直接生産に関わらない仕事もできるようになった。  ー神官のような職業や工業的な職業など、分業が進んだ。  ー以上によりコミュニティが発達し、都市は、国家へと発展した。  ー食糧の保存→他からの略奪→軍隊による防御、といった展開も都市国家の発展の一旦を担った。  ー西アジアで先行して文明が発展した理由も、上記による。 といったところになります。なるほどなるほど。 実にわかりやすく、しっくりきました。もちろん見方の一面ではあるのでしょうが、大いに勉強になりました。 企業の成長にも似たところがあるのかも。

Posted by ブクログ

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