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人が歩んだ500万年の歴史(4) 文明へのとびら
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 1995/08/24 |
JAN | 9784001153347 |
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人が歩んだ500万年の歴史(4)
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商品レビュー
4
1件のお客様レビュー
子供用の本だが、全くバカにできない。狩猟や農耕が始まってから都市国家ができるまでの流れを、実に簡潔に、分かりやすく書いてある。イラスト入りで56ページ。文明がどうやって開かれていったのか、まさに眼の開く思いで読ませてもらった。要点を挙げると、 ー東南アジアでは農耕の初めはバナナ...
子供用の本だが、全くバカにできない。狩猟や農耕が始まってから都市国家ができるまでの流れを、実に簡潔に、分かりやすく書いてある。イラスト入りで56ページ。文明がどうやって開かれていったのか、まさに眼の開く思いで読ませてもらった。要点を挙げると、 ー東南アジアでは農耕の初めはバナナや芋の株分けだった。熱帯雨林だったため。 ー一方、西アジアは土地が乾いており、麦などの穀物が中心となった。 ー西アジアの穀物の農耕が、灌漑技術および道具の発展を促した。 ー穀物は年に一度の収穫となるため、保管するという行為も伴うようになった。 ー生産能力と保管技術の向上により、余力が出ることで、直接生産に関わらない仕事もできるようになった。 ー神官のような職業や工業的な職業など、分業が進んだ。 ー以上によりコミュニティが発達し、都市は、国家へと発展した。 ー食糧の保存→他からの略奪→軍隊による防御、といった展開も都市国家の発展の一旦を担った。 ー西アジアで先行して文明が発展した理由も、上記による。 といったところになります。なるほどなるほど。 実にわかりやすく、しっくりきました。もちろん見方の一面ではあるのでしょうが、大いに勉強になりました。 企業の成長にも似たところがあるのかも。
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