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思考練習 知的生活を楽しむ読書作法 三一新書1108
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思考練習 知的生活を楽しむ読書作法 三一新書1108

鷲田小彌太(著者)

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思考練習 知的生活を楽しむ読書作法 三一新書1108

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 三一書房/
発売年月日 1995/02/16
JAN 9784380950056

思考練習

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2018/04/27

現代哲学・思想のキー・ワード集です。人格・内部性・外部性・コンピュータ・デモクラシー・教養・欲望・戦争・歴史・タブーという10のキー・ワードをとりあげ、それぞれについて3つの観点からの議論を紹介しつつ、著者自身の考えが展開されています。 本書の最後に付されている「練習の後に」と...

現代哲学・思想のキー・ワード集です。人格・内部性・外部性・コンピュータ・デモクラシー・教養・欲望・戦争・歴史・タブーという10のキー・ワードをとりあげ、それぞれについて3つの観点からの議論を紹介しつつ、著者自身の考えが展開されています。 本書の最後に付されている「練習の後に」という文章で、著者自身が思索をおこなうときに「肯定的にものを見ていく」と述べられてますが、とくに「コンピュータ」や「デモクラシー」の項目では、そうした著者の姿勢を明瞭に見てとることができるように思います。「コンピュータ」の項目では、機械が人間に近づくと考えるのではなく、人間が不完全な機械だと考える古川俊之の議論が紹介され、そこから見えてくる新しいものの考え方への期待が語られています。また「デモクラシー」の項目では、プラトンの批判的な態度を紹介しながら、デモクラシーへの期待を語ったスピノザとルソー、橋爪大三郎を高く評価しています。 「教養」の項目は、夏目漱石と森外がそれぞれの小説を通して広く国民的な課題をあつかっていたことに触れ、西洋的な教養の完成を説くヘーゲル哲学と、現代の消費社会における教養のあり方を軽妙に語った田中康夫をとりあげています。ここには、哲学は森羅万象を対象とする雑学であり、好奇心と教養の学問であるという著者の哲学観があざやかに示されているように思いました。

Posted by ブクログ

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