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平和の芽 語りつぐ原爆・沼田鈴子ものがたり
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平和の芽 語りつぐ原爆・沼田鈴子ものがたり

横山秀夫(著者)

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平和の芽 語りつぐ原爆・沼田鈴子ものがたり

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 1995/07/17
JAN 9784062076906

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商品レビュー

3.3

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2022/01/05

横山秀夫の新作「ノースライト」を評して、「ぶさまにも美しい男の矜持」を描いたと書いた。その時、私の頭の中にあったのは、横山秀夫の90年代である。青瀬と同じように彼はバブル崩壊のこの時に半失業状態にあった。それなりの辛酸を舐めたはずである。 そういう時に、彼に少年少女向けの伝記物...

横山秀夫の新作「ノースライト」を評して、「ぶさまにも美しい男の矜持」を描いたと書いた。その時、私の頭の中にあったのは、横山秀夫の90年代である。青瀬と同じように彼はバブル崩壊のこの時に半失業状態にあった。それなりの辛酸を舐めたはずである。 そういう時に、彼に少年少女向けの伝記物の依頼が来る。彼は腐らなかった。〈Y邸〉とまではいかないけれども、施主(子ども)のために自分の感性を最大限活かして、施主の喜ぶ作品を作った。キラリと光る仕事をした。私は、それが今の横山秀夫を用意したのだと思っている。 その〈仕事〉について、このタイミングで紹介したくなった。以下、15年前に書いたレビューをそのまま載せる。 『平和の芽』講談社 横山秀夫(2006年記入) いまや出す作品全てが売れまくる横山秀夫であるが、彼が新聞記者を辞めて91年『ルパンの消息』でサントリーミステリー大賞をとった後、98年ごろの「陰の季節」まで長い潜伏期間があった事は一応知られている。『小年マガジン』などの原作も手がけていたそうだ。しかし95年に小年少女読み物で『語りつぐ原爆・沼田鈴子ものがたり 平和の芽』という本を執筆していたことを知る人は少ないだろう。また、のちの警察小説を読む人には『平和読み物』と聞いてそのギャップに驚くだろう。おそらく自ら提案した企画ではなく、被爆50年を記念しての講談社からの依頼だったのに違いない。でも読んでみると、ここには実に真摯に当時の政治、世相を取材し、青春の真っ只中で被爆し片足を無くした沼田鈴子さんを聖人視することなく心のひだまでを描こうとする「小説家」横山秀夫の生まれようとする姿がある。 『黒い雨』や『鍋の中』など原爆のときやその後の一時を切り取った文芸作品は有るが、昭和初期からの一人の少女の日常を描き、原爆にあい、どのようなその後の人生を送ったかを描き、さらに80年代の10フィート運動で原爆の語りベとして目覚め、さらにはその後の語りベとしての成長までを描くというそんな小説は他には無い。原爆小説として他には無いタイプの秀作である。 近辺では「ガキ大将」だった鈴子。おてんばっぷりの描写は平和運動家が書く「平和よみもの」とは一味もふた味も違う。軍都広島の描写も私たちが今イメージするヒロシマとは180度違う。鈴子は兵隊さんを見れば「かっこいい~」とうっとりと見とれ、軍国少女になっていきますが、鈴子は図画の時間、アイロンの絵を描こうとして灰色や銀色ではなく真っ赤なアイロンを描いてしまう。「それは鈴子の生まれ持った能力でした。他の人がどう思おうと自分が感じたままを素直に信じる力です。やはり鈴子は見ぬいていたに違いありません。教えられた戦争と、本当の戦争でおこっている出来事との大きな隔たりを」そのように、一人の少女の気持ちの中まで入り込む。『よみもの』ではなく、私はやはりこれを『小説』と呼びたい。

Posted by ブクログ

2017/10/16

横山秀夫氏の本を探していて見つける。別人?と思うが、本人とのこと。内容や雰囲気も横山秀夫氏っぽさが無いが、内容は読んで良かった。 原発体験者が語る戦時中の体験記、その後の戦争を若い人に伝える事。足を失ってしまうが、心の捉え方でこんなに違う人になれるのだなあ。と考え方に大切さを想う...

横山秀夫氏の本を探していて見つける。別人?と思うが、本人とのこと。内容や雰囲気も横山秀夫氏っぽさが無いが、内容は読んで良かった。 原発体験者が語る戦時中の体験記、その後の戦争を若い人に伝える事。足を失ってしまうが、心の捉え方でこんなに違う人になれるのだなあ。と考え方に大切さを想う。主人公の成長の話でもあると感じた。

Posted by ブクログ

2011/10/08

小学生高学年からでも読めるように優しく噛み砕いた広島原爆被爆者の体験本です。 文字も大きくこれなら5年生にもなれば十分読めるのでは、と思います。 私の知らない情報もたくさんあり、こんなにまだ知らないことがあったのか、と少しショックでした。 今度帰省したら祖母に戦争の話を聴いて...

小学生高学年からでも読めるように優しく噛み砕いた広島原爆被爆者の体験本です。 文字も大きくこれなら5年生にもなれば十分読めるのでは、と思います。 私の知らない情報もたくさんあり、こんなにまだ知らないことがあったのか、と少しショックでした。 今度帰省したら祖母に戦争の話を聴いてみようかな、と思います。 知っておかなければならない歴史や真実がまだまだ残っているな、と思わされる本でした。

Posted by ブクログ

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