女彫刻家

ミネット・ウォルターズ(著者), 成川裕子(訳者)

• 販売会社／発売会社: 東京創元社/
• 発売年月日: 1995/07/20
• JAN: 9784488013684

商品レビュー

2022/03/11

会社のみんなが食事をとる休憩室にいわゆる給湯室が併設されていてそこにIHコンロが備え付けてあるんですがそこてがっちり料理してご飯食べる人がいるんですよね
お肉とか焼いたりして事務所にまで臭いが漂ってきて…
まあまだお肉だけだったらいいですよ
ほんとやめてもらいたい

『そんなにんにくは』マジで

さて『女彫刻家』です

いや〜面白かったですね〜
30年前ですよ、このお話しが書かれたの
（自分の前に登録された方は2018年w）
ブクログやってなかったら絶対出会わなかった作品ですよね
ミネット・ウォルターズ良いです

この設定でこの展開でこの結末かって感じです
全400ページの作品で450ページ目くらいに効いてきそうな伏線とかけっこうある感じの、ね（伝わるかっ！）

まだ2作品しか読んでないけどかなり好き嫌いわかれそうな作家さんですよミネット・ウォルターズ
すごくよく考えられた構成なんですけどちょっと難しめというか

うんそんな感じ
いやなんか今日はうまくまとまらんな（いつもはまとまってるような口ぶり）

2012/08/30

余韻を残すラストが印象的な傑作ミステリー。反発しながらも惹かれあうロズとハルの恋愛小説としても読めるお得な一冊。

2012/04/30

複雑に入り組んだ事情がてんこもりって感じです。事件現場の描写が生々しいので、想像力豊かな人は気持悪くなってしまうでしょう。ロズが事件の真相を突きつめていく過程と彼女自身の恋愛事情の二つが中心となり、もちろんその二つも絡み合っています。もう何が真実で嘘なのか分からなくなっていきます。それがウォルターズの狙いなのかもしれませんが。しかも最大の謎は解けない結末になっています。個人的事情で不安定だったロズが、調査を進めていくうちに、だんだんと自信を持ち、魅力的になっていってくれたのが唯一の救いでした。