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文化 一語の辞典
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文化 一語の辞典

柳父章(著者)

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文化 一語の辞典

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 三省堂/
発売年月日 1995/12/01
JAN 9784385422053

文化

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商品レビュー

3

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2020/08/13

三省堂「一語の辞典」シリーズの一冊です。近代以降の「文化」ということばの変遷をたどっています。 著者は翻訳論を専門とする研究者で、本書においても近代以前の漢籍に由来する「文化」ということばと、近代になってとくにドイツ語のKulturの翻訳語として、その精神史的背景とともに日本に...

三省堂「一語の辞典」シリーズの一冊です。近代以降の「文化」ということばの変遷をたどっています。 著者は翻訳論を専門とする研究者で、本書においても近代以前の漢籍に由来する「文化」ということばと、近代になってとくにドイツ語のKulturの翻訳語として、その精神史的背景とともに日本に受容された「文化」ということばのからみあいを明らかにしています。その一方で著者は、日本語の翻訳語の多くが、外来の概念をかたちや音を通して受容することを手助けする一方で、その内容を咀嚼することなくことばだけが流通する状況を生み出しているという問題を指摘します。 また、ルース・ベネディクトの『菊と刀』をはじめとする日本文化論の問題についても考察がおこなわれています。著者は、ハルミ・ベフの『イデオロギーとしての日本文化論』や青木保の『「日本文化論」の変容―戦後日本の文化とアイデンティティー』などを参照しながら、その問題点を指摘しています。さらに、今西錦司を領袖とする日本のサル学研究において、人間以外の動物に「文化」を認めようとする議論が当初は認められなかったことなどについても触れられています。

Posted by ブクログ

2011/01/24

私たちには耳慣れた「文化」の後の成立事情を解き明かす。その点では上記1に通じる所があるが、翻訳語研究に優れた業績を残す著者の本論考は「文化」という「ことば」の発生に焦点をあてており、日本語の成立に関心がある学生にはとりわけ有益な書であろう。(2010:清水均先生推薦)

Posted by ブクログ

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