妖魔夜行 鳩は夜に飛ぶ シェアード・ワールド・ノベルズ 角川スニーカー文庫

友野詳(著者), 高井信(著者), 山本弘(著者)

• 内容紹介: 内容:鳩は夜に飛ぶ 友野詳著. 闇に吼える虎 高井信著. 影の国の鈴音 山本弘著
• 販売会社／発売会社: 角川書店/角川グループパブリッシング
• 発売年月日: 1995/11/01
• JAN: 9784044152055

商品レビュー

2010/05/28

ＴＲＰＧ「妖魔夜行」…

[文庫ＯＦＦ]

ＴＲＰＧ「妖魔夜行」のノベライズ。大元を知らなくてもホラーとして楽しめます。一見の価値あり。短編集で全三話。個人的には全体的におもしろいと思いました。強いてあげるならゲームやＰＣが好きな人には最後の「影の国の鈴音」でしょうか。いかんせん書かれたのが昔なため、ダイヤルアップによるパソコン通信（！）やそのＰＣのスペックに懐かしささえ覚えますが、読みごたえはあります。パソコンを扱う人間には非常に嫌な「マーフィー」が出てきます。

2017/09/10

再読。

１話目、新キャラ登場回。「血の望み」「真紅の闇」に引き続き正統派妖怪バトル物。今回もまた敵妖怪は海外からやってくる設定（生まれた元ネタ等含めて）なのね。

２話目、ライトコメディ。挿画にすら女性が出てこない珍しい話。民話のような印象の話。めでたし、めでたし。

３話目、敵組織の存在を匂わす回。次シーズンの「水色の髪のチャイカ」に通じるものが…“愛”って言葉を臆面もなく言っちゃう小っ恥ずかしさはラノベならでは？

もうすでに作者ごとにパターンなり傾向なりが固まりつつある。せっかくの設定、もっとバリエーションが欲しいところ。