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ベルリン・レクイエム 新潮文庫
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ベルリン・レクイエム 新潮文庫

フィリップ・カー(著者), 東江一紀(訳者)

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ベルリン・レクイエム 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 1995/11/01
JAN 9784102380048

ベルリン・レクイエム

¥550

商品レビュー

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みんなの感想まとめ
  • ベルリン戦後探偵物語
  • 冷戦前夜の葛藤
  • 廃墟の人々の生活
  • スパイ成長物語
  • 戦争の犠牲者の苦悩
  • 事件解決の複雑さ
  • 復興と希望の光
  • 親友の信頼と裏切り
  • 三部作完結編の魅力
  • 微笑むラスト展開

戦後のベルリンを舞台に、探偵から刑事、そしてスパイへと成長する主人公の物語が描かれています。冷戦前夜の重苦しい時代背景の中で、廃墟と化した街の人々の生活や、信頼できる者が誰なのかという葛藤が巧みに表現されています。特に、戦争の犠牲者としての一般市民の苦悩や復興の様子がリアルに描かれ、読者に深い感慨を与えます。三部作の完結編として、主人公グンターの複雑な事件解決と、時代の変化を背景にしたスパイ小説としての魅力が際立っています。ラストには思わず微笑んでしまうような展開もあり、全体として満足度の高い作品となっています。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2010/05/28

依頼を受け、グンター…

依頼を受け、グンターはウィーンに赴いた。彼は事件の核心に迫るにつれ、旧ナチの亡霊が蠢いていることを知った…。「ベルリン三部作」の掉尾を飾るスパイ小説巨編

文庫OFF

2022/01/17

私立探偵ベルンハルト・グンターシリーズ第3弾で1991年発表作。デビュー作でハードボイルド、次作では警察小説、そして所謂〝ベルリン・ノワール〟の掉尾を飾る本作ではスパイ小説へのアプローチを試み、何れも高い評価を得た。 同一の主人公で一作ごとにコンセプトを変えるという離れ業を披露...

私立探偵ベルンハルト・グンターシリーズ第3弾で1991年発表作。デビュー作でハードボイルド、次作では警察小説、そして所謂〝ベルリン・ノワール〟の掉尾を飾る本作ではスパイ小説へのアプローチを試み、何れも高い評価を得た。 同一の主人公で一作ごとにコンセプトを変えるという離れ業を披露したのだが、これを可能にした理由は、ナチス・ドイツという極めて特異な国家を舞台に選んだことが大きい。各作品の間では大きく時間が流れているため、主人公を取り巻く情況も激変している。つまり、スタイルは違っても読み手は違和感無く没入できる訳だ。同時に、カーの秀れた着想のもと、三部作を構想していたことも分かるだろう。 史上嘗てない妖怪ナチスが崩壊するさまを描いた作品は枚挙にいとまがないが、カーは一介の私立探偵を通して独自の視点/解釈を加え、戦争がもたらした惨禍を激烈に描き切り、歪んだ体制の本質を暴き出している。決して正義と悪をストレートに語ることはないが故に、尚のことその無残なる醜悪さが際立つのである。さらに、膨大な犠牲を強いながらも勝戦によって息を吹き返した英米仏/ソ連の覇権主義を捉え、決して完全に戦争が終わった訳ではないことを数多のエピソードを盛り込んで表現している。 本作ではナチス壊滅後、闇市が罷り通る混乱期1947年が物語の背景となり、東西冷戦の象徴となるベルリン封鎖直前までを追っていく。要はスパイ小説として、これ以上ない設定な訳だ。米英仏ソ分割占領下の混沌とした街の情景、荒廃した人倫が主人公の眼を通して余す所なく描写されている。そこには暗鬱なニヒリズムが漂い、色調は極めてダークだ。 終戦から一年以上経過しても、略奪と殺しは横行。特に駐屯するソ連兵の非道ぶりは恐れられていた。一方、水面下で東西両陣営のイデオロギー闘争は激化し、覇権を巡り熾烈な諜報戦が繰り広げられていた。グンターは米国軍人を殺した罪に問われた知人に関わる依頼を受け、真相を探るためにオーストリアへと渡る。敵味方の判然としない者どもが跋扈するウィーンの袋小路を彷徨う探偵は、より達観の度合いを深め、虚無感が増しているように感じる。プロットは、スパイ小説の例に漏れず、やや捻り過ぎて話の流れを堰き止めてしまった部分が目立つのが残念だ。 序盤でグンターは仕事で列車に乗る。そこへ現れたソ連兵が金品を要求。格闘の末、兵士を殺した探偵は、列車から死体を叩き落とす。直接、本筋に絡まない挿話のひとつだが、当時はナチスの残党よりも恐れられていたソ連への恐怖/嫌悪感を物語り、強烈な印象を残す。 当初グンターシリーズは、カー自身が本作で打ち止めとする意思を明らかにしていたが、2006年に再開して五作を上梓、ファンを喜ばせた。享年62才という早過ぎる死があまりにも惜しい。

Posted by ブクログ

2004/11/22

廃墟と化した街・ベルリンには、闇市が蔓延り、人々の生活は四苦八苦。そんな中生き延びたグンターは探偵業を再開。当時の庶民の苦しい生活描写など興味深いし、政治的な側面もしかり。三部作中、プライヴェートもいろいろあったグンターだが、ラストの閉めかたは思わず微笑みがこぼれそうになるほど。...

廃墟と化した街・ベルリンには、闇市が蔓延り、人々の生活は四苦八苦。そんな中生き延びたグンターは探偵業を再開。当時の庶民の苦しい生活描写など興味深いし、政治的な側面もしかり。三部作中、プライヴェートもいろいろあったグンターだが、ラストの閉めかたは思わず微笑みがこぼれそうになるほど。よかった〜。三部作ということでこの話は終わり。グンターを主人公にもっともっと書いて欲しいんだけどなぁ〜。

Posted by ブクログ

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