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ダーウィン先生地球航海記(3) 地球最悪の岬をぬけるの巻
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社/ |
発売年月日 | 1995/11/20 |
JAN | 9784582541335 |
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ダーウィン先生地球航海記(3)
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ダーウィン先生地球航海記(3)
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(2010.06.09読了)(2003.06.20購入) 「ビーグル号航海記」第3巻です。大西洋に別れを告げて、マゼラン海峡を通り太平洋側に回り、チリ各地を歩き回ります。 第10章、フォークランド諸島からフエゴ島へ(前巻の続き) フォークランド諸島とフエゴ島の話です。 第11章...
(2010.06.09読了)(2003.06.20購入) 「ビーグル号航海記」第3巻です。大西洋に別れを告げて、マゼラン海峡を通り太平洋側に回り、チリ各地を歩き回ります。 第10章、フォークランド諸島からフエゴ島へ(前巻の続き) フォークランド諸島とフエゴ島の話です。 第11章、マゼラン海峡から太平洋へ 南米大陸南端とフエゴ島の間にあるマゼラン海峡を抜けて太平洋側へ向かいます。 第12章、チリ各地 太平洋側に抜けたビーグル号は、チリの首府バルパライソまで北上します。アンデス山地を歩き回ります。 第13章、チロエ島からチョノス諸島へ チリ沿岸を南下しサンカルロスのあるチロエ島、チョノス諸島を調査します。 第14章、チロエ島からコンセプシオンへ チロエ島から再び北上し、コンセプシオンまで調査します。大地震の被災状況、津波の被災状況を目撃します。 ●フエゴ島民(17頁) フエゴ島民の住居は、大きさといい形といい、干し草の山にそっくりだ。なにしろ小屋の骨組は、枝を何本かおって地面に突き刺しただけのものなのだ。そして一方向を草や葦の葉を束ねたものでぞんざいに葺いてある。どう見ても、一時間あれば作れてしまう小屋だし、また数日もすれば壊れてしまいそうだった。 ある日のこと、丸裸の女が一人、生まれたての子にお乳を含ませながら船の側へやって来た。すると空からみぞれが降って来たのだが、何と冷たい霙が、女性の裸の乳房と、これまた丸裸の赤ちゃんの肌の上で解けていくのだ! ●インディオの土地(164頁) スペイン統治時代にはインディオは土地を持てなかった。一家は、苦労のあげく幾ばくかの土地を開墾したのに、そこを追い出され、政府に土地を没収されてしまったのだそうだ。チリ当局は今、こうした貧しいインディオたちの暮らしぶりに応じて、なにがしかの土地を分配することで、償いを実行しだしている。 ●不思議な動物(188頁) 自然の大いなる摂理に対してまるっきり役に立っていないように見える動物にぶつかると、私たちはすぐに「なぜこんなものが地球に生まれたのだろうか」と、首をひねりたくなる。でも、常に肝に銘じておかなければならないことがある。それは、役に立たないと思われる動物でも場所が変わればその地域の重要なメンバーになるかも知れず、又今は役立たずでも古い時代の一時期に自然にとってとても役立つ存在だったかもしれない、ということだ。 ●火山が同時に爆発(192頁) 1月19日の夜にオソルノ火山が噴火した。真夜中、当直が大きな星のようなものを観察した。それは徐々に大きくなっていき、3時ごろには何ともものすごい光景になった。望遠鏡の助けを借りると、大きな赤光の炎の真ん中に、黒い物体が絶え間なくあらわれ、吹きあげられては落下していく様子が見えた。その光は、長くて明るい照り返しを海面に映し出せるほど、強かった。 あとで教えられて驚いたのだが、770キロメートル北にあるチリのアコンカグア山が、同じ日の夜、同時に大噴火を起こした。いや、もっと驚かされたのは、コセグイナ山が、同じ日の夜に6時間にわたって、周囲千6百キロメートルの範囲内で体に感じられる地震を引き起こし、大爆発を起こしたというニュースだった。果たしてこの一致がただの偶然なのか、それとも微妙な関連を持つのか、推測することも難しい。 ●地震を体験(216頁) 地震が発生した時、私は海岸辺りの森の中で横になり、休息を取っている最中だった。だしぬけに地面が揺れて、二分間揺れ続けた。本当に続いた時間よりもずっと長く感じられる揺れだった。地盤が動くのもよくわかった。立っていることはそれほど難しくないのだけれど、揺れのせいでめまいがした。小さい三角波を受けた時の船の揺れを思い出させる。 激震というものは、私たちが昔から抱いてきた思い込みを、あっという間に壊してしまう。安定している物の代表と信じてきた大地が、液体の表面を覆う薄い殻のように足元で揺れてしまうのだ―一瞬のうちに、不思議な不安感がわきあがった。 ●津波(224頁) 激震のすぐ後、大波が滑らかなふくらみを見せて、湾の中央へと押し寄せてくる光景を、私は五、六キロメートル離れた所から確認した。しかし大波は抵抗を許さぬ力を持って陸に襲いかかり、海岸にそって小屋や木々をなぎ倒しながら過ぎて行った。 (2010年6月19日・記)
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