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あわれ彼女は娼婦 心破れて エリザベス朝演劇集5
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あわれ彼女は娼婦 心破れて エリザベス朝演劇集5

ジョンフォード(著者), 小田島雄志(訳者)

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あわれ彼女は娼婦 心破れて エリザベス朝演劇集5

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社/
発売年月日 1995/10/20
JAN 9784560035153

あわれ彼女は娼婦 心破れて

¥2,475

商品レビュー

4.7

3件のお客様レビュー

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2023/10/16

時代も近く、同じく劇作家であるシェイクスピアの作品『ロミオとジュリエット』を引き合いに出すとしよう。 フォードの『あわれ彼女は娼婦』は兄妹間の許されざる近親相姦がテーマであり、家柄として結ばれることが許されなかったロミオらとはその点では一緒である。 さて、2つの許されざる恋の...

時代も近く、同じく劇作家であるシェイクスピアの作品『ロミオとジュリエット』を引き合いに出すとしよう。 フォードの『あわれ彼女は娼婦』は兄妹間の許されざる近親相姦がテーマであり、家柄として結ばれることが許されなかったロミオらとはその点では一緒である。 さて、2つの許されざる恋の違い、そして近親恋愛の特徴は何か。それは男女2人はいつでも接触可能であり、周囲からは仲の良さが恋愛によるものだとバレないことである。 ブラコン、シスコン設定のキャラが近年の日本の作品ではよく見られると思うのだが、これは「家」という、普通のヒロインは簡単に入れない場所でも妹を使ってラブコメディを進展させることができるギミックである。物語にバラエティを持たせるテクニックであり、単なる特殊性癖ではないと主張したい。 本書しかり、古典ギリシア作品『オイディプス王』しかり、モリスンの『青い眼が欲しい』しかり、近親相姦が関わる作品は全体的に暗く、悲しげである。

Posted by ブクログ

2011/08/07

「あわれ彼女は娼婦」 やー……もう。 スゴイ。 こんな流麗な言葉で語られる戯曲なんて現代では絶対に書かれえないけれど、この流麗さでしか表現されえないこともあるのだ。 ものすごく胸が熱くなる作品。 「おぞましい」「スキャンダル」そんな言葉が似合うような作品なのだと思っていたけれど、...

「あわれ彼女は娼婦」 やー……もう。 スゴイ。 こんな流麗な言葉で語られる戯曲なんて現代では絶対に書かれえないけれど、この流麗さでしか表現されえないこともあるのだ。 ものすごく胸が熱くなる作品。 「おぞましい」「スキャンダル」そんな言葉が似合うような作品なのだと思っていたけれど、これは……なんと表現できるだろう。 例えば肌と肌が触れ合うこととか、乳房の丸みとか、愛情がなければ幸福に感じられないこと全てがつめこまれているというか。 「セックスとか、よく考えてしろよ、お前ら!」と世間の人々に言いたくなる。 しかしそれでいて愛を純粋に描いているわけではなく、欲望を欲望として扱う事で、欲望そのものが美しく見えてくるというか。 愛しているのだから、身体を求めて当然じゃないか、とでも言いたげ。 きっと書かれた当時ではセンセーショナルだったんじゃないかと思った。 や、いい。傑作。 「心破れて」 ぐだぐだ悲劇。 なーんだ、これはコメディか。 と途中まで信じきって読んでいた私を立て続けに裏切る笑。 爽やかな青春ものだと思いましたよ、私は。 好きなキャラはイソクリーズ。 素敵です。

Posted by ブクログ

2010/11/09

大学時代に「演劇史」の講義をとっていて、そこで紹介された本。エリザベス朝の〝血みどろ演劇〟のひとつ。

Posted by ブクログ

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