英国貴族と結婚した私 中公文庫

マークス寿子(著者)

• 販売会社／発売会社: 中央公論社/
• 発売年月日: 1995/09/18
• JAN: 9784122024182

商品レビュー

2010/05/28

ここにかかれている生…

[文庫ＯＦＦ]

ここにかかれている生活は自分のそれとはかけ離れていて、刺激となった。

2018/10/22

ロンドン大学の研究員として採用され、マークス・アンド・スペンサーの創立者の孫と結婚、そして再び一人で歩き始めるまでの著者の半生記。マークス寿子さんの本は、この本を一番はじめに読んでください。おすすめします。

2018/08/16

マークス寿子先生の半世記。著者を直接知っているので、読んでみた。個人的に興味深かった。
現在はお年を召されているので引退されているようだが、元気なおばあちゃん、という印象の人だ。英国高級スーパーマーケットチェーンのマークスアンドスペンサー創始者の孫と結婚した、著者。その後離婚したが、未だに元夫の名を名乗っている。
本書で面白かったところは、やはり貴族に属する人々の暮らしぶりのところだった。著者が30代で留学し、ワイルドな学生生活を送った前半部分は、まぁありきたりというか、その分普遍的で理解はできたが、特別どうというものでもない。あるパーティでマークス氏に見初められ、熱烈に求婚されて、生まれながらにして大金持ちの彼の3番目の妻になった（ちなみに、彼は生涯で5回結婚したらしい）著者も、実は再婚だった。働く必要が無い人たちの、生きがいを見いだせない人生に、なるほど～と思いながら読んだ。
本人を知っているので、こういうおばあさまにも奔放な青春時代があったのだ、と当たり前のことを感じた。英国の階級社会のしきたりや、いきなり上流階級に仲間入りした著者の奮闘も興味深い。
現在、本書に出てくるお屋敷は、栗がたくさん実るらしい。