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影帳 半次捕物控 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 1995/09/15 |
JAN | 9784062630535 |
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商品レビュー
3.5
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
江戸時代、窃盗は重罪で、十両以上の盗みは死罪になった。 しかし人情として、被害者の方も、自分の訴えで人が死罪になるのはあまり気持ちのいいものではないし、仮にそこまでの重罪でなくても奉行所に出向いて時間を拘束されたりするのは面倒なので、被害者の方が「何とか穏便に…」と岡っ引などに金を払って、事なきを得ようとする。 ところが相模屋の雪駄を盗んだ犯人は、その救いを拒むのだ。 なにか割り切れない思いを抱きつつ、通常の手続きで犯人を助五郎親分に任せた半次。 助五郎親分というのがあまり評判の良くない親分で、自分の弟分だった幸太郎が親分にたぶらかされて道を誤っているのではないかと噂が立ったり、幸太郎の兄弟分の常吉が死体で発見されたり、事件は複雑に絡み合って…ちょっと難しかった。 長編だからかな。 江戸時代の説明が丁寧な分、話が複雑になってしまったのだと思う。 とはいえ、半次の周辺の人々にもう少し馴染んできたら、きっと居眠り紋蔵のように楽しく読めると思うので、引き続きシリーズを読み進めることにする。
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以前から古本屋で見つけて居たのですが「捕物控」という名前が気になって(ミステリーは読まないようにしているので)。ついに佐藤雅美の名前に負けて購入しました。 やっぱり良いですね。確かに捕り物帳なのですがしっかりした出来です。特に「引合を抜く」と呼ばれる制度、これが岡引の主な収入源...
以前から古本屋で見つけて居たのですが「捕物控」という名前が気になって(ミステリーは読まないようにしているので)。ついに佐藤雅美の名前に負けて購入しました。 やっぱり良いですね。確かに捕り物帳なのですがしっかりした出来です。特に「引合を抜く」と呼ばれる制度、これが岡引の主な収入源になっているのですが、そこらがキッチリ書き込まれ、又それが事件の発端になっているところなど、安出来な捕り物帳とは一線を画します。 結末も佐藤さんらしいというか、なんとも言えない終わり方です(これは異論も多いと思いますが、私は肯定派です)。 そういえば、途中で別シリーズの主人公・桑山十兵衛の名前が出てきたのは面白かったです。ひょっとしたら桑山十兵衛の方でも半次が出てたかしらん。
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半次捕物控の第一弾 岡っ引きとは、盗人を捕まえて被害者を調べ上げ、被害者が奉行所に行かないで済むように取り計らう事が主な収入の手段であるときっぱり説明している。現代の私たちの感覚でいえば、被害者からお金を巻き上げている何とも酷い仕事となる。 こういう家業が存在していて、街の人...
半次捕物控の第一弾 岡っ引きとは、盗人を捕まえて被害者を調べ上げ、被害者が奉行所に行かないで済むように取り計らう事が主な収入の手段であるときっぱり説明している。現代の私たちの感覚でいえば、被害者からお金を巻き上げている何とも酷い仕事となる。 こういう家業が存在していて、街の人も普段から岡っ引きに袖の下を渡し、それで街の治安が保たれている時代の話であるということを、つまり現代の私たちの正義の感覚とは違う価値観の時代だと読者にきちんと認識させた上で物語を進めているのが、この小説の気に入っているところである。 なので主人公の半次は、もちろん正義の為に働いてはいない。正義の為に働いたら岡っ引家業など続けられないからだ。じゃあ、何の為となると、当然食うための収入を得ることと、おのれ自身の恩とか義理で働いている。お世話になった人の頼みが断れないとか、自分のせいで被害を受けた人への詫びとか、メンツがたたないとかである。よくある捕物小説のように、正義感に満ち溢れた品行方正な岡っ引きが悪人を捕まえる話ではなく、意地だけがあって、失敗したり間違えながら進んでいく。そもそも後家と良い仲になるもの主人公らしからない。が、それもまた泥臭くていい。 先が楽しみな小説である。
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