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ミステリオーソ 映画とジャズと小説と
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ミステリオーソ 映画とジャズと小説と

原尞(著者)

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ミステリオーソ 映画とジャズと小説と

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房/
発売年月日 1995/06/30
JAN 9784152079282

ミステリオーソ

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商品レビュー

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2019/12/16

寡作のハードボイルド作家の原尞が、映画、ジャズ、小説などについて、自分の若い頃の人生を絡めて、自由に語っている。俳優ではハンフリー・ボガード、ジャン・ギャバン、アラン・ドロンなどについて、ジャズは自分がフリージャズプレーヤーだった頃の話にパド・パウエル、セロニアス・モンク、マイル...

寡作のハードボイルド作家の原尞が、映画、ジャズ、小説などについて、自分の若い頃の人生を絡めて、自由に語っている。俳優ではハンフリー・ボガード、ジャン・ギャバン、アラン・ドロンなどについて、ジャズは自分がフリージャズプレーヤーだった頃の話にパド・パウエル、セロニアス・モンク、マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーンなどの話、小説についてはドストエフスキー、ニーチェ、山本周五郎などについてや自分の小説の流儀など、多岐に渡って述べている。いろいろ難しいことも語っているけど、気楽に読ませてもらった。レイモンド・チャンドラーの「大いなる眠り」の中で、探偵マーロウが「背が高いのね」と横柄な態度で声を掛けられた場面を取り上げ、現実だとにやにやするか腹を立てるかぐらいだが、そんなふうに書くとハードボイルド小説では失格で、小説では「僕のせいじゃない」という洒落た切り返しだったという。これを読んで、なるほどハードボイルドとはそういうものなんだと合点した。

Posted by ブクログ

2019/08/25

原尞 「ミステリオーソ 」 著者が偏愛するものを語ったエッセイ。沢崎探偵シリーズのスピンオフ短編小説(元相棒の渡辺が主人公)のおまけ付き。 この本の語り口は ヤサグレ感と賢さがあって、沢崎が話している気がする。 著者の偏愛したもののうち、聴きたい、見たい、読みたいもの *...

原尞 「ミステリオーソ 」 著者が偏愛するものを語ったエッセイ。沢崎探偵シリーズのスピンオフ短編小説(元相棒の渡辺が主人公)のおまけ付き。 この本の語り口は ヤサグレ感と賢さがあって、沢崎が話している気がする。 著者の偏愛したもののうち、聴きたい、見たい、読みたいもの *ジャズ「マネージャングル」「ラウンドアバウトミッドナイト」 *モーツァルト「アイネクライネナハトムジーク」 *黒澤明「用心棒」ハンフリーボガード「カサブランカ」 *レイモンドチャンドラー「長いお別れ」 山本周五郎「短編」 *結城昌治「暗い落日」 「ハードボイルド探偵小説こそ 自分が書きたい小説」 *ハードボイルドの理想は チャンドラー *ハードボイルドは 小娘の言葉、警察の圧力、女性の情熱、自分の孤独 いずれにも 同じように最上の対応をする *一人称一視点によるストーリー展開〜推理小説の面白さは 作中人物と一緒に事件を解決する過程にある 「読書は〜読んだことを忘れている本に 案外 影響を受けている」 「老いてみなければ見えてこないものが、ものごとの表面の下にあるはず」 「言いたいことが解っているなら、この言論の時代〜口頭で述べたらいい〜書くことによって初めて自分が何を書きたいか解るような〜そういうものを見出すために文章を書く」

Posted by ブクログ

2011/04/14

ジャズピアニストから直木賞作家になるなんて、かっこよすぎる。超寡作なところも、なんともハードボイルド。

Posted by ブクログ

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